enechainの成長
2022-01-26 08:00:09
enechainが日本のエネルギー市場を変革する!16億円の資金調達を実施
enechainが目指すエネルギーの未来
enechain株式会社は、新たなエネルギーマーケットの構築を目指しており、米国のエネルギーサービスモデルに触発されながら、独自のオンラインプラットフォーム「eSquare」を展開しています。このプラットフォームを通じて、法人ユーザーは電力やLNGなどのエネルギー商品を迅速かつ効率的に売買できます。
資金調達の経緯
最近、同社はシリーズAラウンドで16億円の資金を調達しました。この資金を活用し、社員数を現状の3倍に増やし、ユーザー獲得を加速する計画であることが発表されました。具体的には、ソフトウェアエンジニアや法人営業チームを強化し、eSquareのさらなる開発に注力するとのことです。
enaichainが運営するeSquareは、電力自由化が進んだ日本において、競争力の強化に貢献しています。特に、自由化以降に増加した小売事業者に対し、新しい商機を提供するプラットフォームとして注目されています。2021年に発表されたデータによれば、東京エリアにおける「新電力」と呼ばれる小売企業の市場シェアは20%を超え、業界全体の競争が激化しています。
マーケットプレイスの必要性
電力市場の自由化が進む一方、価格の変動が大きな課題として浮き彫りになっています。特に、スポット価格が1銭から250円にまで上下するボラティリティの高さは、エネルギー製造者や小売企業にとってリスク要因となっています。従来、日本のエネルギー業界には価格をヘッジする手段が不足しており、多くの企業が倒産や事業撤退に追い込まれる事例が見受けられました。
そこで、enechainの登場です。同社は法人向けにエネルギー商品のヘッジ取引を行うマーケットプレイスを構築し、取引のマッチングサービスを提供しています。2年半という短期間で、120社以上の企業がこのプラットフォームに参入し、業界内での流動性を高めてきました。
経済的インパクトと未来展望
新しいヘッジマーケットプレイスの誕生は、電力製造者や小売業者の収益性を安定させることにつながります。そのため、エンドユーザーにはより競争力のある条件で安定的な電力供給が可能になるでしょう。
また、enechainは今回の資金調達に伴い、社外取締役としてDCM Venturesの本多央輔氏を選任しました。本多氏は多くの企業の成長を支援しており、enechainにおいてもその経験と知見が活かされることが期待されています。
経営陣の思いと今後の展望
今後はオンラインセミナーを通じて事業内容やビジョンを共有する機会を設けるなど、より多くの人々にenechainの事業展開を理解してもらう努力をしています。各種イベントでの対談も予定されており、興味を持つ方々に向けて幅広く情報発信してまいります。
現状、この国内エネルギー市場は数十兆円規模であり、enechainがこの領域において変革を起こすことを目指しています。さらに、コアプロダクトであるeSquareの使用感を改善し、マーケットプレイスの流動性を飛躍的に向上させることで、日本のエネルギー業界の発展に寄与していきます。
私たちが進むべき道と、業界の未来についてのビジョンを明確に持って取り組んでいるenechainに、今後も注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社enechain
- 住所
- 東京都港区南青山3-11-13新青山東急ビル7F
- 電話番号
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