『幸村を討て』受賞
2025-07-25 11:18:57

話題の歴史小説『幸村を討て』が大阪ほんま本大賞を受賞!

著者の今村翔吾が描く歴史小説『幸村を討て』が、第13回大阪ほんま本大賞を受賞しました。この賞は、大阪に関連する小説の中で、関西地区の書店員や販売会社の社員が推薦する「本当に読んでほしい本」を選定するものです。受賞作は、7月25日より約800店舗の大阪府内及び関西地区の書店で展開されるとのことです。受賞を受けた本作の収益の一部は、大阪府社会福祉協議会を介し、地域の児童福祉施設へ図書として寄贈される予定です。

今回の受賞に際し、今村さんが真田幸村に扮して書店のポスターやPOPを制作しました。甲冑を身にまとい、大阪城を背景にしたパネルも用意され、店頭のビジュアルが一新されています。著者の近影も甲冑姿にリニューアルされ、多くの読者に作品の魅力を伝える機会となりそうです。今村さん自身もこの受賞に対し、作品が大阪らしい賑やかさを感じているとコメント。

作品の内容に触れると、真田幸村という歴史上の人物の神秘を解き明かすストーリーが展開します。物語は、徳川家康を恐れさせた幸村が主人公で、壮大な大坂の陣を背景に、東西の武将たちが之再び彼を狙う様が描かれます。幸村を狙う各武将の視点で語られる本作は、単なる歴史小説ではなく、ミステリーの要素も兼ね備えています。本作のストーリーテリングは高く評価され、読者の手を止めることなく物語に引き込む力があります。

書店員からも多くの推薦コメントが寄せられています。「異次元におもろい!」という感想がある一方で、幸村の実像を多角的に描いた作品に対する驚きの声も。これにより、この小説が単なるエンタメ作品に留まらず、深い洞察を与えることが分かります。さらに、今村さんの独創的なスタイルも各紙で絶賛されており、間違いなく次世代の歴史小説の名作となるでしょう。

『幸村を討て』の書誌情報は次の通りです。書名は『幸村を討て』、著者は今村翔吾、判型は文庫版、発売日は2024年11月20日。価格は1,100円(10%税込)で、これまでに133,000部を記録しています。

今村翔吾さんは1984年に京都府で生まれ、2017年にデビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』を刊行しました。この作品で初めての賞を受賞し、その後も『童の神』という作品で直木賞候補や各種賞を受賞しています。近年では「羽州ぼろ鳶組」シリーズで文庫賞も受賞し、知名度を飛躍的に高めています。今村さんの今後の作品にも大いに期待が寄せられていることでしょう。ぜひ読者の皆さんも書店でこの話題作を手に取って、その魅力を直接体感してみてください。


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