日本初の自律型AI SOCサービスが誕生
最近、サイバーセキュリティの重要性が増す中、株式会社CoWorkerが提供するAI技術が株式会社ピーエスシー(PSC)に採用され、画期的な自律型AI SOCサービスが誕生しました。この新しいサービスは「PSC AI SOCサービス」と呼ばれ、ペネトレーションテストとフォレンジック分析のプロセスをAIが自動化するものです。
サイバー脅威の進化とその背景
昨今、サイバー攻撃の手法が巧妙化し、多くの企業や個人が日々新たな脅威に直面しています。これに対抗するためには、迅速な対応能力が求められますが、現時点では、サイバーセキュリティ関連の人材不足や専門知識を持った人材の育成コストの高騰が課題として浮上しています。さらに、GDPRや利用者のプライバシーに関する法規制も影響し、企業はインシデント発生後72時間以内に対応しなければなりません。
CoWorkerの革新技術
CoWorker株式会社は、「Security×AIで“見えない脅威から守る”」というビジョンのもと、最先端のAI技術を開発してきました。1996年に設立されたPSCは豊富な実績を持ち、両社の協業により新たなセキュリティ対策が生まれました。
特に注目すべきは、AIを活用したセキュリティ運用の自動化です。この自律型AI SOCでは、ペネトレーションテスト自動化ツール「PSC RedAgent Powered by CoWorker」とフォレンジック分析自動化ツール「PSC BlueAgent Powered by CoWorker」がコアとなっています。これにより、迅速な対応が可能となり、専門家の負担が軽減されるのです。
PSC RedAgent Powered by CoWorker
このツールは、AIが自律的にペネトレーションテストを実行することで、従来の診断時間を約1/10に短縮します。診断の自動化が進むことで、専門家は高度な解析や対策の立案に専念できる環境が整います。
PSC BlueAgent Powered by CoWorker
フォレンジック分析を自動化するこのツールも、分析時間を1/10程度に短縮し、初動対応を迅速化します。AIによる継続的な学習により、検知精度が向上し、企業はGDPRや個人情報保護法の要件に即した迅速な対応が求められます。
ワンストップでの効率化
この新システムの最大の特徴は、設計から監視、記録、リスク評価、対策実行までをワンストップで自動化する点です。サイバー攻撃を迅速に検知し分析する能力が強化され、運用負荷を大幅に削減します。これにより、数百のプロジェクトを支えてきたPSCの運用ノウハウとCoWorkerのAI技術が組合わさり、エンドユーザーのニーズに応じたカスタマイズも可能となります。
未来を見据えた共創
両社のリーダーからも、今回の協業について強い期待が寄せられています。PSCの鈴木代表取締役は、進化するサイバー脅威に対抗するために、最先端のAI技術を駆使していく意義を強調します。一方、CoWorkerの山里代表取締役も、これまでの技術開発が実を結んだことに感謝し、今後も課題解決に向けた技術革新を進める決意を表明しました。
CoWorker株式会社は、今後もセキュリティとAIの融合を進め、「AIで守る社会」を目指し、さらなる発展を続けていく所存です。新しい時代のSAI SOCサービスが、多くの企業にとって新たな選択肢となることを期待しています。