Green Carbonが北陸地域に新たな営業所を開設
Green Carbon株式会社は、自然由来のJ-クレジット創出を促進するため、北陸営業所を開設しました。この営業所の設立は、北陸・東北地方の水田面積拡大を目的としており、2025年度までに約22,000ヘクタールの水田面積を獲得することを目指しています。また、農業生産者やパートナー企業、さらに新たに参加したい人材を広く募集しています。
開設の背景
同社は水田農業におけるメタンガス削減事業に注力しており、中干し期間を延長することでJ-クレジットを創出するプロジェクトを推進しています。この取り組みは、日本の農家の所得が過去30年ほど変わっていないという現実を踏まえ、新たな収入源を提供するために始まりました。2024年1月には、日本初の最大規模となるJ-クレジットの認証も取得しています。
現在、稲作コンソーシアムには900社以上が参加し、登録面積は40,000ヘクタールを超えています。しかし、2023年度の高温障害や2024年度の大雨による収穫量の減少が農業生産者に深刻な影響を及ぼしています。このような状況にも関わらず、Green Carbonは生産者の収入を増やし、彼らにとってのメリットを提供するために新潟に営業所を設立しました。
北陸営業所の概要
北陸営業所は、新潟市内にあるコワーキングスペースを拠点に活動しており、営業所長の中尾圭太が運営を担当しています。この新たな拠点は、北陸・東北地方の生産者に密に寄り添うための重要な役割を担います。この営業所の設立により、Green Carbonは地域の農業関係者とのコミュニケーションを強化し、現地のニーズに応じた支援を行うことができるようになります。
目指す未来
Green Carbonは、2025年度までに稲作コンソーシアム参画面積を150,000ヘクタールに拡大することを目指しています。このうち北陸地域の獲得目標は、国内の水田の約15%に相当する22,000ヘクタールです。これにより、地域の農業生産者の収入増加を支援し、持続可能で効果的な農業の実現を目指します。
Green Carbonのビジョン
同社は「生命の力で、地球を救う」という理念のもと、カーボンクレジットの創出から販売までの一連のサポートを行っています。農業関連事業やESGコンサルティング事業を展開し、特にメタンガス削減を通じたJ-クレジットの最大級の認証取得を成し遂げています。
J-クレジットの申請や登録を簡素化するためのプラットフォーム「Agreen」も提供しており、これにより農業生産者が負担する手間を大幅に削減できる仕組みを整えています。 Green Carbonは今後も持続可能な農業をサポートし、地域社会に貢献する企業として活動を続けていく予定です。