住宅業界のDXを考えるシンポジウムが開催
2024年10月17日、住宅業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をテーマにした『住宅業界DX 先進シンポジウム2024』が開催されます。このイベントは東京でのリアル開催とオンライン参加のハイブリッド形式で行われ、業界の経営者や幹部に向けた内容となっています。
DXの重要性と現状の課題
現在、DX市場は急成長しており、2023年には4兆円、2030年には8兆円を超えると予想されています。しかし、住宅業界においては、投資規模が最低水準にとどまり、DX推進が経営の重要課題として浮上しています。そうした中、残業時間規制の施行などにより生産性の向上が求められる状況にあります。
多くの企業がDXを導入しようとしているものの、しばしばツールの浸透が進まないのが現実です。導入したものの、負担が増えたり、生産性が低下したケースも見受けられます。なぜ、ツールを使い、どのように事業に結びつけていくのかが大きな課題なのです。
シンポジウムの内容
本シンポジウムでは、住宅業界のDX推進をリードする企業のトップによる対談が行われます。各パネラーから、自社に適したDXツールの選定方法やDX人材の育成方法について深堀していきます。登壇者には、株式会社ecomoの中堀健一代表や、株式会社Lib Workの瀬口力社長、安心計画株式会社の高田政和社長などが名を連ねます。
中堀氏は「業界の当たり前に挑戦するDX施策」をテーマにし、リモート現場管理の必要性や工務店の将来像について語ります。また、他のパネラーたちも、自らの経験からDX施策のポイントや今後の展望をシェアします。これにより、参加者が自身の会社にどのようにDXを取り入れるべきかのヒントを得ることができるでしょう。
イベントの詳細
シンポジウムの開催日程は2024年10月17日(木)13:00から15:30まで。ターゲットは住宅不動産業界の経営者や経営幹部で、参加費は無料です。リアル会場はリブ・コンサルティングの東京本社にて定員30名、オンライン参加はZoomで受け付け、定員は100名を予定しています。詳細は公式サイトにて確認可能です。
シンポジウム詳細はこちら
log buildの紹介
株式会社log buildは、日本初となるオールインワンリモート施工管理プラットフォーム『Log System』を提供し、工務店をはじめとする多くの企業に導入されています。このシステムでは遠隔からの品質管理や進捗管理が可能で、40,000現場以上で活用されています。中堀健一氏は、30年の建築業界での経験をもとに業界のDX化に貢献している人物です。
日本全国で講演を行い、建築プロセスのデジタルトランスフォーメーションを推進しています。彼の取り組みは、単に技術導入に留まるものではなく、業界全体の構造を変える可能性を秘めています。シンポジウムを通じて、こうした新たな視点や手法が多くの企業に伝わることを期待しています。