トヨタモビリティパーツの新たな挑戦
岐阜県各務原市に拠点を置くトヨタモビリティパーツ株式会社は、職場環境の改善を目指して、新しい多機能遮熱塗料「テラノペイント」の販売を開始しました。これは、企業が直面している猛暑対策や電力削減のソリューションとして注目されています。
背景:猛暑と法改正
近年、特に夏の気温が上昇する中、整備工場や製造業、物流施設などの作業環境が厳しくなっています。また、2025年6月には労働安全衛生法が改正され、熱中症対策の強化が求められています。空調の負担が増加することで、電力コストも上昇し、企業にとっては解決すべき大きな課題となっています。
テラノペイントとは
「テラノペイント」は、空調設備の室外機専用に開発された新しい遮熱塗料です。従来の遮熱塗料は内部の熱を逃がさない特性があったため、室外機には適していませんでした。しかし、テラノペイントは不整形シリカを使用しており、室外機の熱を効率よく外部へ放出することができるのです。
特徴
- - 熱線反射:太陽光の熱線を反射し、室外機の表面温度を抑制。
- - 熱放射率向上:熱伝達経路を形成し、機械熱を外部に効果的に放出。
- - 耐久性:塗膜の劣化が少なく、剥がれや損傷が起きにくい。
このように、テラノペイントは青天井に増す冷房の負荷を軽減し、電力消費の削減を実現するのです。さらに、冬場には断熱層として機能し、暖房効果も向上します。
実証実験の結果
テラノペイントの効果を確認するために行われた実証実験では、以下のような結果が得られています。
- - 節電効果:1日平均で55.2kWhの削減、節電率は25%。
- - 環境効果:1ヶ月で712.1kgのCO₂を平均削減。
このような成果は、企業にとってのコスト削減と環境への配慮を両立させる新たな手段となります。
施工実績と今後の展開
既に、岐阜県内の自動車販売整備業を中心に施工作業が進められ、2拠点での施工が完了しました。今後は、遮熱シートとのデータを蓄積し、さらなる業務改善を目指します。
「遮熱+省エネ」のトータル提案
トヨタモビリティパーツ岐阜支社は、地域企業と連携しながら最適なソリューションを提供することを目指しています。遮熱シートとの組み合わせにより、建物と設備の一体的な対策が可能となり、職場環境の向上とエネルギーの削減に貢献していく方針です。
今後、自動車業界に限らず、製造業や物流業など幅広い分野でもその展開を図り、地域企業の課題解決に寄与していく考えです。
お問い合わせ
この取り組みについての詳細やご相談は、トヨタモビリティパーツ岐阜支社新規事業部へご連絡ください。岐阜県内の企業様向けに特化したサービスであり、それ以外の企業様からのお問い合せはお受けできませんのでご了承ください。
本取り組みが、岐阜県内企業の職場環境改善に寄与できることを期待しています。