アールイーの新プロジェクト
2025-09-12 18:06:07

アールイー、東京都のGXプロジェクトに採択!廃食用油の資源循環モデルとは

アールイー、日本のエネルギー未来を見据えたプロジェクトに着手



東京都豊島区を拠点とするアールイー株式会社は、全国油脂事業協同組合連合会と連携し、インドネシアでの廃食用油を利用した国際バイオ燃料プロジェクトを始動させることが発表されました。これは、東京都が進める「グローバルサウスGX促進プロジェクト」に採択されたものであり、両国のGHG(温室効果ガス)削減に貢献することを目指しています。

プロジェクトの目的と背景



「グリーントランスフォーメーション(GX)」という概念が世界中で注目されています。この取り組みは、経済成長と環境保護を両立させることを目指しており、特に輸送業界では再生可能エネルギーへの転換が求められています。アールイーが手掛けるプロジェクトでは、インドネシアの廃食用油という未利用資源を高品質なバイオ燃料にして日本へ供給することにより、温室効果ガスの削減を図ります。

インドネシアは年間480万トンの廃食用油を生産していますが、回収率はわずか5%にとどまっています。これをバイオ燃料として有効活用することで、環境負荷軽減と資源の安定供給を実現しようとしています。また、日本国内ではバイオ燃料の需要が年々増加しており、東京は「2050年ゼロエミッション東京戦略」を掲げて国際的な資源循環モデルの構築を目指しています。

本事業の現状



アールイーのプロジェクトでは、インドネシアの廃食用油の回収体制構築、高品質バイオ燃料の精製技術の導入、さらには日本への安定供給を計画しています。具体的には、2025年度からの3年間をかけて、実証事業が進行し、まずは現地での調査やオペレーション設計を行います。その後、バイオ燃料のテスト精製を実施し、品質評価を行う流れです。

アールイーの取り組み



アールイーの今井直樹代表取締役は、「今回の採択は非常に名誉なことであり、エネルギー分野における新たな挑戦が始まります」と語っています。アールイーは、食のサプライチェーンの現場での経験を活かし、廃食用油を高品質バイオ燃料に転換していく計画です。

特に、航空・船舶・建設など多様な分野での利用が見込まれており、自治体や企業にとって新たな選択肢を提供します。日本農林規格(JAS0028)に基づく管理体制を導入することで、安定した品質が確保され、安心して利用できるバイオ燃料を提供することが可能となります。

環境問題への貢献



このプロジェクトは、インドネシアにおけるGHG削減と、日本国内での脱炭素化の同時実現を目指しています。特に、地域の廃食用油を資源として再利用するモデルは、アジア全体における持続可能な開発の一環となりえます。これにより、環境負荷を軽減しつつ、エネルギーの安定供給を図る新しい形が実現するでしょう。

まとめ



アールイー株式会社の新しいプロジェクトは、単なるビジネスの枠を超えて、地球規模の環境問題に取り組む重要な一歩です。これからの進展に期待が集まります。


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会社情報

会社名
アールイー株式会社
住所
東京都豊島区巣鴨1丁目9−1 グランド東邦ビル
電話番号

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