べつだいウォークでのビーチクリーンイベント
2025年2月2日、約300名が参加した「べつだいウォーク」が大分県の田ノ浦ビーチで開催されました。このイベントは、一般社団法人うみらいふと第20回べつだいウォーク実行委員会との共催で実施され、参加者は海洋ごみ問題について学びながらビーチクリーンに取り組みました。
「ビーチクリーンコース」の新設
今回の取り組みとして新たに設置された「ビーチクリーンコース」では、参加者が田ノ浦ビーチ内に設けられた4つのチェックポイントを巡り、各ポイントに設置された二次元バーコードをスマートフォンで読み取ることで、海洋ごみに関連するクイズに挑戦しました。全てのクイズに正解した参加者には、「べつだいウォーク」と「CHANGE FOR THE BLUE」のロゴが入ったオリジナルのサコッシュが贈られるという特典もあり、楽しみながら環境問題に対する意識を高めることを目的としました。
海洋ごみへの関心の高まり
参加者の中からは、クイズラリーの結果についても好評を得ました。127名の回答データによると、平均正答率は75%を記録し、参加者の93.7%が海洋ごみへの関心が高まったと述べています。また、「CHANGE FOR THE BLUE」の認知度も約半数の参加者が知っているとの結果が出ました。このようなデータは、参加者にとって有意義な学びの場となったことを強く示しています。
健康意識の高い参加者に向けたアプローチ
大分県は、健康寿命が非常に高い地域であり、このウォーキングイベントには健康意識の高い多くの市民が参加しました。ウオーミングアップの後、実際の清掃活動を通じて、参加者は心拍数の上昇やストレスレベルの低下といった健康に関するデータも体感しました。これは、海岸清掃が心身に与える影響を示すものであり、実証実験に基づくパネル展示も行われ、参加者に新たな視点を提供しました。
参加者からの声
参加者は、実際に清掃を行うことで自分たちの行動が海洋環境にどのように影響を与えるかを実感しました。「ビーチはきれいだと思っていたが、プラスチックごみがたくさんあったことに驚いた」「小さなプラスチックの破片が多く、海の生き物が心配だ」という声が多く聞かれました。これにより、「海洋ごみを減らしたい」「プラスチックの正しい処理方法を広めたい」といった個々の意識も高まりました。
結論
「べつだいウォーク」でのビーチクリーン活動は、海洋ごみ問題への関心を高める絶好の機会でした。参加者は楽しみながら意義深い学びを得ることができ、この活動に参加することで、海洋環境保護についての理解を深めることができたのです。今後も「CHANGE FOR THE BLUE」のプロジェクトの一環として、海洋ごみ問題に取り組むことが求められています。持続可能な環境づくりへ向け、今後の活動にも期待が寄せられています。