コープみらい奨学生がミュージカル『四月は君の嘘』を体験
生活協同組合のコープみらいと、その関連団体であるコープみらい財団が、奨学金を支援する「コープみらい奨学生」をミュージカル『四月は君の嘘』に招待しました。この取り組みは、東宝グループのサポートを受けて実現し、8月28日には35組の奨学生と家族65名が公演を観劇しました。
舞台芸術との出会い
東宝グループは、文化体験を子どもたちに提供することを重視しており、このミュージカル観劇を通じて、奨学生が舞台芸術に触れる機会を確保しました。コープみらいとコープみらい財団も、若者たちに演劇の力を通じて笑顔を届けたいという思いから、このプロジェクトに参加しています。他にも東宝はあしなが育英会や子ども食堂などと連携し、映画や演劇に招待する活動を行っています。
奨学生の感想
参加した奨学生たちは、初めてのミュージカル体験に感動し、その素晴らしさを語りました。一人の奨学生は、「初めてミュージカルを観ることができてとても嬉しかった」とし、演技や歌の迫力に圧倒された様子を伝えました。また、「自分も受験を頑張ろうという気持ちになれた」と、観劇が自らの勉強への励みとなったとのことです。別の奨学生も「演じるチャンスがない自分でも、演技を観ることで感動を得られた」と感想を述べ、再び観劇したい意欲を見せました。
コープみらい財団のコメント
コープみらい財団の河田喜一理事長は、「奨学生が今後の学業や活動への励みになったようで、この企画が実現できたことを嬉しく思います」とコメント。引き続き、奨学生のために様々な企画に取り組む意向を示しました。
ミュージカル『四月は君の嘘』について
このミュージカルは、2025年8月23日から9月5日まで昭和女子大学人見記念講堂で上演されます。ストーリーは、母を失った元天才ピアニストが自由奔放なヴァイオリニストとの出会いを通じて再び音楽に戻る青春物語であり、原作は新川直司の漫画です。音楽、恋愛、友情が織り交ぜられたこの作品は、多くの観客に感動を与えています。
コープみらい財団と奨学金事業
コープみらい財団は2015年に設立され、社会活動を推進しています。特に「奨学金給付事業」は、ひとり親家庭の高校生を支援するもので、月額1万円を最大3年間提供する形式です。サポーターの募金により支えられており、2025年度には1,724名の奨学生がいます。
未来に向けて
コープみらいとコープみらい財団は、今後も東宝グループと連携し、奨学生に対して文化や芸術体験を提供することで、明るい未来を支える役割を果たし続けていく予定です。