新たな安全を提供する「救命スポーツアプリ RED SEAT」
公益財団法人日本AED財団は、心停止の危険が高まるスポーツイベントでの安全性向上を目的としたアプリ「救命スポーツアプリ RED SEAT」を発表しました。本アプリは、スポーツを楽しむ全ての人々が安心して楽しめる環境づくりに貢献すべく開発されました。
スポーツにおける心停止リスク
スポーツ中の心停止のリスクは、日常生活の17倍とも言われています。観客や選手が多く集まるイベントでは、周囲の音にかき消されてAEDの呼び声が届かないことも。これは救命処置の遅れにつながり、命を脅かす事態となる可能性があります。このような状況を改善するために新たに設計されたのが「救命スポーツアプリ RED SEAT」です。
アプリの機能と目的
「RED SEAT」は、心停止事例が発生した際に、AEDを迅速に届けることをサポートします。アプリを使うことで、声援や歓声に妨げられることなく、立ち位置を示しながらAEDが必要な場所へスムーズに搬送できるようになります。これにより、救命率の向上が期待されます。
さらに、EAP(緊急時対応計画)の作成ガイドラインも提供しており、各イベント主催者が事前に適切な対応を準備できるように支援します。
利用予定イベント
アプリの導入が決定しているスポーツイベントの一つが、2024年12月22日に日産スタジアムで行われる「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 ディビジョン1第一節」、さらに2025年2月16日の「京都マラソン2025」も利用される予定です。
お問い合わせ情報
「救命スポーツアプリ RED SEAT」に関する詳細な情報は、公益財団法人日本AED財団の事務局へお問い合わせください。電話番号は03-3253-2111、メールアドレスは
[email protected]です。各種イベントについての詳しい情報は、公式サイトでも確認できます。
まとめ
「救命スポーツアプリ RED SEAT」のリリースは、スポーツイベントの安全性向上に向けた一歩です。今後も様々な活動を通じて、安心安全なスポーツ環境を実現する取り組みが続けられることでしょう。このアプリは、スポーツを楽しむ全ての人々の命を救う重要なツールになるに違いありません。