株式会社フェイガー、シリーズAラウンドで約24億円の資金調達を達成

株式会社フェイガー、シリーズAラウンドでの資金調達を完了

2023年、株式会社フェイガーが総額約24億円の資金を調達しました。これは同社のシリーズAラウンドにおけるファイナルクローズで達成されたもので、近年急速に注目されている持続可能な農業の分野における重要なステップとなっています。

資金調達の背景

フェイガーは、温室効果ガス削減に取り組み、カーボンクレジットの生成から販売までを支援する企業です。新規の投資先として、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社や鈴与商事株式会社などが参加し、これによりフェイガーは、より大規模な全国の農業生産者との協力関係を拡大することが可能となりました。

主な取り組みと成果

これまでの歩みとして、同社は2022年に設立された後、2023年には全国の農業生産者と連携し、水田の中干し期間を延長することで、5,778トンのCO₂クレジットを生成しました。さらに、2025年には、国内最大級の135,944トンのクレジットを認証されるまでに成長しています。

今後の展望

獲得した資金は、クレジットの生成・管理の高度化や企業向けの脱炭素支援事業の強化に使用されます。持続可能な農業を実現するための具体策として、農業分野の気候変動適応策の展開に注力する方針です。

特に、農業は日本における食料安全保障の観点からも重要な産業であり、気候変動がもたらすリスクに立ち向かうことが求められています。フェイガーは、脱炭素農法の導入を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。