これからの介護業界に必要な力
日本の介護業界は、急速に進む高齢化社会に直面しています。これに伴い、介護人材の確保が一層重要になってきています。特に、特定技能「介護」が新設されたことにより、外国人材の受け入れが期待されています。
2019年から始まった特定技能制度は、介護業界を含む14の業界で一定の専門性や技能を持つ外国人材を受け入れるための仕組みです。この制度により、今後5年間で介護業界に6万人の外国人が必要とされています。しかし、実際の受け入れ人数はわずか19人という現実があります。これは想定に大きく乖離しており、特に新型コロナウイルスの影響で外国人雇用が難しくなっていることも、ひとつの要因です。
エンビトとチョモランマの提携
そのような中、株式会社エンビトと株式会社チョモランマが業務提携を結びました。エンビトは介護業界で幅広く事業を展開し、人材紹介や研修などの業務を行っています。一方でチョモランマは登録支援機関として海外とのネットワークを持つ実績があります。この両社の提携により、強力なパートナーシップが生まれることが期待されており、多くの介護事業所に特定技能の認知と導入を進めることが可能になるでしょう。
業務展開の現状と今後
すでに北海道を中心に営業活動を行い、10以上の事業所から70名以上の採用依頼が寄せられています。この活動の中では、インドネシアからの候補者が内定を受ける成功事例も登場しており、勢いは止まることがありません。また、今後は首都圏への進出も視野に入れており、この提携によってさらにスピーディーな展開が期待されています。
企業紹介
株式会社エンビト
- - 代表者:照沼 司
- - 所在地:北海道札幌市北区北18条西7丁目20-214 自由人舎時館2F
- - 事業内容:教育研修事業、人材紹介事業、人材派遣事業
公式サイトはこちら
株式会社チョモランマ
- - 代表者:横山 三四郎
- - 所在地:北海道札幌市中央区北1条西28丁目1-10-302
- - 事業内容:人材紹介事業、訪日旅行事業、アウトドア事業
公式サイトはこちら
まとめ
介護業界への特定技能制度の影響は大きく、今後の動きに注目です。エンビトとチョモランマの提携が、介護事業所にどのような変化をもたらすか、引き続き観察していく必要があります。