TGM Grand PrixがSTEM教育に貢献する新たな挑戦

TGM Grand PrixがSTEM Racing Japanのアドバイザーに

自動車レーシングチームであるTGM Grand Prix（TGMGP）は、この度、STEM教育プログラム「STEM Racing Japan」のアドバイザーとしての新しい役割を果たすことになりました。このプログラムは、Formula 1からの支援を受けており、次世代を担う若者たちに対して技術的な指導や実践的な支援を行うことで、彼らの夢の実現を後押しします。

STEM Racing Japanとは

STEM Racing Japanは、6歳から19歳までの学生を対象とした教育プログラムです。参加者は、自ら設計したミニチュアF1®カーを用いて、20メートルの直線トラックでスピードを競い合います。ただ「速さ」を競うのではなく、彼らは設計、製作、プレゼンテーション、ポートフォリオ作成、ピット展示、スポンサー対応、資金調達といった、F1チーム運営に基づく多岐にわたるスキルを身に付けることが求められます。

STEM教育の特長は「Science（科学）」「Technology（技術）」「Engineering（工学）」「Mathematics（数学）」の4分野を統合的に学ぶことにあります。これにより、学生たちは実践的なチームワーク、プロジェクトマネジメント、ビジネススキルなどを身につけることができ、自らの未来を切り開いていく力を育むことが期待されています。

TGMGPの役割

TGMGPは、メカニックやエンジニアなど、レースオペレーションに携わるプロフェッショナルたちが、STEM Racing Japanに参加する学生たちに対し、技術的なアドバイスを提供します。これは、実際のレース現場での経験を生かした支援で、学生たちの学びを深め、彼らにとって価値ある成長機会となることでしょう。

一般社団法人STEM Academyの代表理事である水野順子氏も、「TGMGPの専門知識と情熱は、学生たちにとってかけがえのない学びを提供する」と述べています。また、学生たちがチームで課題を解決し、競技に取り組むことで、リアルなビジネス環境で求められるスキルの実践をすることができるとも強調しています。

TGM Grand Prixのビジョン

TGM Grand Prixは、2023年にデビューしたばかりの新しいレーシングチームで、国内最高峰のフォーミュラカーレース「SUPER FORMULA」での成功を収めています。教育とモータースポーツの接点を探求し、新しい価値を創造することがチームの目標です。

池田和広代表取締役は、「この機会を通じて、参加する学生たちが自らの手で未来を切り拓けるよう全力で支援していく」と述べています。技術革新や新しいテクノロジーへの挑戦を続けるTGMGPは、ますます重要な役割を果たしていくことでしょう。

今後、STEM Racing JapanとTGM Grand Prixとのコラボレーションにより、若者たちがモータースポーツを通じて成長し、社会で活躍する力を身につける土壌がさらに育まれていくことが期待されます。教育とスポーツの融合は、次世代のイノベーターを育む鍵となるのです。