神戸ポートピアホテルのSDGsと養蜂活動
神戸ポートピアホテルは、地域エコシステムの保護や地産地消、食育を目的として、2022年から養蜂活動を始めました。この取り組みは、環境への配慮を基盤とし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指しています。2022年にはポートアイランドで初めての養蜂に成功し、2025年まで続ける予定です。
325kgのはちみつを採取
今年は325キロという過去最高のはちみつが採取され、これはホテルの「SDGs推進委員会」の多様な部署からの63人のスタッフが協力した成果です。社長や総支配人を含むメンバーが参加し、採蜜作業に励んでいます。できたはちみつは「ポートピアハニー」と名付けられ、ホテル内のレストランやショップで使用される予定です。
SDGs認証取得
神戸ポートピアホテルは、2024年4月に「ひょうご産業SDGs認証」においてゴールド認証を取得しました。この取り組みを通じて、宿泊客にもエコな活動に参加してもらう機会を提供することが狙いです。8月の“ハニーの日”や“はちみつの日”には特別な商品が店頭に並び、来場者にとっても貴重な体験となります。
養蜂活動の意義
養蜂は、植物の成長を促進させるため、環境への優しさだけでなく、生態系全体の活性化にも寄与します。特に、ミツバチが人口島であるポートアイランド内の花々の受粉を助け、豊かな自然の維持に貢献しています。この取り組みは、気候変動や生物多様性の問題解決にもつながります。
トマト栽培とのコラボ
また、2025年からは養蜂エリアでトマトの栽培も始まります。これはポートアイランド内の緑化活動の一環であり、育てたトマトは社員食堂にも提供される計画です。無農薬で栽培された安全なトマトを日常的に摂取することで、従業員の健康促進にも寄与します。
環境にやさしいアメニティ
ホテルは、環境に配慮したアメニティの導入も進めています。例えば、竹の粉末を用いた歯ブラシやヘアブラシを採用し、お客様の使用後はリサイクルして新たな製品に生まれ変わります。また、包装も植物由来にこだわり、プラスチック削減に取り組んでいます。
ポートピアホテルの取り組みは、SDGsの様々な目標に関連し、社会の持続可能性に貢献するものです。これからも、環境と人々に優しいホテルを目指して活動を続けていきます。