第9回 日本女性学習財団 未来大賞 贈呈式
公益財団法人日本女性学習財団は、2026年2月28日(土)にオンラインで「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」の贈呈式を開催します。この賞は、ジェンダー平等社会の実現を目指し、多様な人々が生きやすい社会を支えるための思いや活動を称えるために設立されました。
今年度の受賞者は、大阪府在住の菊地愛子さんです。彼女のレポート『30代シングルマザー、包括的性教育を学ぶ ─暴力のその後、援助未満の場所から再出発を考える─』が選ばれました。このテーマは、シングルマザーとしての経験を通じて、社会が抱える現実と課題を鋭く描いています。
菊地愛子さんの受賞レポート
菊地さんは、シングルマザーとして「強さ」だけでなく、時に社会からの無理解や偏見をも体験してきました。彼女は、助産師を志し、包括的な性教育の重要性を実感しています。その中で、「からだの自己決定権」を学び、自身の応答を見つける過程を通して、真の再出発を目指しています。
彼女の考えによると、シングルマザーの強さは、子どもを育てるための戦いではなく、社会全体の意識改革が必要というメッセージです。具体的には、児童扶養手当の壁や、養育費が支払われない現状、ケア労働の低賃金など、シングルマザーが直面するシステムの歪みを指摘しています。家庭内暴力と戦争を同じ「安全を脅かす暴力」と捉えることで、彼女はその課題を真正面から見つめています。
菊地さんは、強さを求められる社会ではなく、尊重と保障で支えられる社会を望んでいます。孤立してしまう人々がいない、助け合える社会へと変えていくために、彼女の取り組みは重要です。
贈呈式の詳細
「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」の贈呈式は、一般の参加者もオンラインで参加できる形式です。参加は無料で、2026年2月28日の午後1時30分から2時30分までの予定です。Zoomを使用してリアルタイムで配信され、以下の内容が含まれます。
1. 本事業の説明
2. 賞状および目録の授与
3. 選考委員からの祝辞
4. 受賞者である菊地愛子さんのスピーチ
事前にPeatixページから申し込みが必要です。多くの方々の参加をお待ちしています。
財団の概要
日本女性学習財団は、1941年に設立され、女性の生涯学習や次世代育成に貢献している団体です。ジェンダー平等を実現するために、研究や情報提供を行い、全国的および国際的な問題についての理解を深めています。月刊『We learn』を通じて、その活動の報告や成果を広く発信しています。
私たち一人ひとりがジェンダー平等社会を実現するための一歩を踏み出す重要性を、菊地さんのレポートから学び、さらなる活動に参加していきたいものです。