Digital Space Conference 2025を振り返る
2025年2月27日、東京ミッドタウンホールで行われた『Digital Space Conference 2025』は、デジタル時代の新たな可能性を探る場となりました。一般社団法人日本デジタル空間経済連盟が主催し、メタバース、生成AI、ブロックチェーンなどの最新技術についての講演や展示が行われ、多くの参加者が集まりました。
テーマは「過去から学び、未来を創る」
このカンファレンスでは「過去から学び、明日に活かし、次世代を創る」をテーマに、様々なセッションが用意されました。「開催間近!大阪・関西万博 徹底紹介!」ではお笑いコンビの銀シャリと、万博のスペシャルサポーターを務めるくまモンが参加し、大阪・関西万博の魅力を語りました。これにより、デジタル空間での新たな試みに対する期待感が高まりました。
AIとメタバースの未来を探求
特に注目を集めたのは「デジタル空間×AI最前線!2045年の未来はどうなる?」というセッション。NON STYLEの井上裕介が司会を務め、エンジニア兼作家の安野貴博、バーチャル美少女ねむ、モデルの松井愛莉と共にトークを繰り広げました。松井さんは、「AIやメタバースについてあまり詳しくないですが、楽しく学んでいきたいです」と意気込みを語りました。
安野さんは生成AIがアートや音楽制作にどう使われているかを解説し、生成したAI時計の映像が披露されると参加者は驚きの声を上げました。井上さんは、「これ以上進化しないでほしい」と不安を語りつつも、AIとの共生の可能性についても期待を寄せました。
AIとの共生時代が来る
続いて、トークの内容は仮想空間の生活スタイルに移り、ねむさんの二重生活が話題に。昼間はビジネスマンとして活動し、夜はバーチャルキャラクターとして別の顔を持つというそのスタイルは、参加者たちにとって新しい視点を提供しました。
さらに、20年後のAIとの生活について、安野さんは「AIは知的な作業を全て行えるようになる」と予想。他にも脳にチップを埋め込んでVR空間へ行けるようになり、様々な感覚が仮想空間でも体験できる時代が来ると語りました。松井さんはその話を聞いて少し怖がる様子を見せつつも、新たな挑戦への興味を示しました。
メタバースでの恋愛とその可能性
メタバースでの恋愛についてのディスカッションも興味深いものでした。松井さんはかつてメタバース内で恋愛を描いたドラマに出演した経験を披露。井上さんは、性別や年収にかかわらず、本質で人を好きになれる時代が来るだろうとも述べ、多様性が求められる未来を想像しました。
大阪・関西万博の期待感
次のセッションでは、吉村大阪府知事からのビデオメッセージが放映され、大阪・関西万博での新技術の導入に関する熱意が語られました。続いて登場した銀シャリとくまモンの漫才で、会場は笑いに包まれ、「夢洲の人口が都道府県レベルになる可能性がある」といった話題で盛り上がりました。
万博では、参加者に特典が与えられる「ミャクミャクリワードプログラム」や、未来の食を体験するプログラムなども紹介され、参加者たちにさらなる期待を抱かせました。
まとめ
今回の『Digital Space Conference 2025』は、AIとメタバースという未来の技術についての多様な視点を提供し、参加者に新たな気づきをもたらしました。井上さんも参加者に「AIや仮想空間について知識を深めることは重要です」と締めくくり、これからのデジタル社会における準備の必要性を強調しました。これからの世代に向けて、より多くの人々がこの新しい世界に興味を持つことを期待したいところです。