静岡市を拠点に活動するリビエラ株式会社が、9月から新たなタイルコレクションを市場に投入する。これを発表するかたちで、同社は2024年8月30日(金)に全46シリーズ519種類を取り揃えた新カタログ『TERRA TILE COLLECTION VOL.10』も合わせて発行する。このカタログには、美しくデザインされたタイルを選ぶためのインスピレーションが豊富に取り揃えられており、特に商業施設やマンションでの利用を念頭に置かれている。
新商品のラインアップには、天然石調のドルセット、シナイ、メタフォルノが揃い、それぞれが独自の魅力で輝いている。ドルセットは、イタリアの最先端3D印刷技術を用い、柔らかな風合いを持つ脈模様が特徴的。特に、クロスカットやペインカットといった切り方によって、異なる表情を見せるこのタイルは、住宅だけでなく商業空間でもその存在感を発揮する。
次に紹介するのは、「シナイ」というシリーズ。エジプトの大理石の美しさからインスパイアを受けたこのタイルは、柔らかな色合いと上品な脈模様を持ち合わせており、滑りにくい性質を兼ね備えている。この特性により、屋内外問わず利用可能で、エレガントな空間演出が期待できる。
最後に、メタフォルノは国産オリジナルタイルとして、岐阜県のタイルメーカーと共同開発された製品である。日本の伝統的なものづくりにこだわり、金属的な質感と各タイルの異なる表情が魅力。このタイルは、特に現代的なインテリアにマッチし、壁面をスタイリッシュに演出してくれる。
リビエラは、1997年にイタリアやスペインからタイルを輸入するビジネスをスタートさせて以来、常に最新の技術とトレンドを求めてきた。国際見本市への参加を重ね、業界の最前線で活躍し続けている。特に、2013年に東京ショールームを開設したことは、非住宅向け市場での成長を支える重要な転機となった。これまでの10年間で、売上は3倍に増加し、今や国内有数のタイル商社としてその名を轟かせている。
新たに発表されるカタログ『TERRA TILE COLLECTION VOL.10』は、デザイン性の高いタイルをセレクトし、インテリアやファッションの視点を取り入れた工夫が施されている。具体的には、左側には施工イメージ、右側にはサムネイルと価格、使用用途のアイコンが配置され、直感的に選びやすくなっている。もちろん、実寸画像なども掲載されており、質感を確認しながらタイル選びを楽しめるようになっている。
田中社長は今後の展望について明言し、「イタリア製タイルの魅力だけでなく、国産タイルの新しい価値を発信し、建築業界に貢献していく所存です」と語った。リビエラ株式会社は、これからも高品質なタイルとともに、顧客のニーズに応える商品開発に注力していく。タイルの新たな魅力が、商業施設や住宅を彩る日を楽しみにしている。タイル選びの参考として、新カタログの請求は公式ウェブサイトから可能である。日本の住環境を豊かにするリビエラの製品にぜひご注目いただきたい。