就活と生成AIの実態
2026-01-27 14:04:55

生成AI活用が就職活動に与える影響とは?実態調査から浮かび上がった課題。

生成AI活用が就職活動に与える影響



株式会社ネオキャリアが行った調査によれば、生成AIを活用して就職活動を終えた2026年卒の学生と、活用しなかった学生の間に明確な違いがあることがわかりました。この調査は、318名の学生を対象に行われ、出てきた結果は多くの人にとって驚きの体験を示しています。

書類選考通過率に見る生成AIのメリット



調査結果によると、書類選考を通過した企業数において、生成AIを活用した学生は22.2%が「11社以上」と回答し、非活用学生の14.5%を上回る結果でした。つまり、AIを利用したことで選考過程での通過率が高まったと言えます。さらに、一次面接を通過した学生の数でも、生成AI活用学生が15.2%に対し、非活用学生は5.6%と、約三倍の差が見られました。

このことから、生成AIは応募社数を増やす以上に、書類選考から一次面接に至る初期選考の通過数を増やす要因として機能しています。

内定数に見る利点と課題



内定数を比較した場合、生成AI活用学生は58.3%が「2社以上」の内定を取得し、非活用学生の53.2%を上回っていました。しかし、残念ながら第一志望企業からの内定状況では、AI非活用学生の76.6%が内定を得たのに対し、AI活用学生はわずか60.8%という結果でした。この15.8ポイントという差は、生成AI利用の限界を示すものであり、貴重な第一志望を逃す可能性が示唆されています。

自信の低下と自己理解の課題



ES作成において、生成AI活用学生は「作成に苦戦した」という声が23.4%もあり、非活用学生の13.3%に比べて約1.8倍も多いという結果が浮かび上がっています。同様に、「自分の言葉で自信を持って話すことができた」という意見も、AI非活用学生が81.0%に対し、AI活用学生は74.7%であることから、自己表現において不安を感じやすいことがわかります。この傾向は、AIが適切に機能しない場合、学生自身の経験や価値観もキャッチできなくなる危険があることを示しています。

生成AIの効用



多くの学生が最もよく利用している生成AIは「ChatGPT」で74.1%、次いで「Gemini」が13.3%となっており、特定のツールが集中して利用されている実態が見えてきます。生成AIを活用する理由としては、質の高いESや自己PRを作成することが目的の約48.7%と、面接での不安を軽減したいとする34.8%が挙げられます。つまり、生成AIは選考通過を意識した質の高いアウトプットを求めるための手段として多く利用されているのです。

結論



現在の就職活動において、生成AIの活用は一般的な手法となりつつあり、初期選考の効率を高める手段としても有効ですが、その使い方には注意が必要です。AIの力を借りながらも、自己理解や経験の言語化を怠らず、本来の自己を伝えられるようにすることが重要です。生成AIと自らの思考や表現をどのように融合させていくのかが、今後の成功に向けた重要な要素となるでしょう。

【キャリアトラス編集長 元家 章太】

この調査は、就職活動中の学生にとって、生成AIの利用方法とその影響についての重要な知見を提供しています。自己分析や思考の整理として生成AIを有効に活用し、自分自身の言葉でしっかりと価値を伝えるスタイルが求められています。


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会社情報

会社名
株式会社ネオキャリア
住所
東京都新宿区西新宿1丁目22番2号新宿サンエービル2階
電話番号
03-5908-8308

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