byFood.comが中国語対応を開始
日本の食文化に特化し、訪日外国人向けに食体験を提供するプラットフォーム「byFood.com」が新たに中国語サービスを導入しました。この機能は、特に中国語を使用する観光客が急増している中で、彼らの旅行体験をさらに豊かなものにすることを目的としています。
背景
訪日外国人観光客の数は2024年中に過去最高の約300万人に達する見込みです。これはコロナ禍の規制前の2019年と比較しても約100万人以上の増加であり、特にアジア地域からの観光客数の回復が目を引く結果となっています。2024年上半期には、訪日外国人のうち、英語を使用する観光客が18.91%であるのに対して、中国語を使用する観光客はなんと41.19%に達し、全体の60%を占めるというデータが示されています。
この実績を踏まえ、byFood.comは訪日外国人のニーズに応えるため、中国語(簡体字及び繁体字)でのサービスを提供開始しました。これにより、英語圏と中国語圏からの観光客双方が、同一プラットフォームでシームレスに情報を得ることができるようになります。
新サービスの概要
byFood.comは現在の英語プラットフォームに加え、中国語でのコンテンツも整備しています。具体的には、簡体字及び繁体字に対応したトップページや商品ページが設けられ、訪日外国人観光客が自国の言語で簡単に情報を収集できる環境が整っています。
さらに、旅行代理店専用の管理画面やVIP向けの特別メニュー提供を計画中です。これにより、旅行手配と同時に食体験やレストランの予約が一括でできるようになるなど、便利なサービスを次々と展開していく予定です。
byFood.comの特色
「byFood.com」は訪日外国人向けに、日本国内の特別なグルメや食体験を提供するプラットフォームとして設計されています。ユーザーは、旅行の計画段階で飲食文化やトレンドを学び、日本滞在中には食体験や飲食店の予約ができ、帰国後には日本食の購入ができるという一連のサービスが揃っています。これにより訪日外国人は、すべての食情報を一つのサイトから得られる便利さを実感できます。
さらに、同プラットフォームはSDGsの理念をもとに、1予約・1注文の際に10食の給食が途上国の子どもたちに送られる仕組みを取り入れており、設立以来約69万食の給食を届けてきました(2024年7月末現在)。これは企業の社会的責任を果たしながら、訪日外国人観光客に特別な食体験を提供するだけでなく、未来の世代に向けても貢献する活動と言えるでしょう。
会社情報
byFood.comを運営している株式会社テーブルクロスは、東京都渋谷区に本社を構えています。代表は城宝薫氏、COOはトソ・セルカン氏で、近年急成長を見せる企業です。訪日外国人観光客のニーズに応え、日本の食文化を広める活動を今後も続けていくことでしょう。
公式サイト:
byFood.com
YouTubeチャンネル:
Japan by Food YouTube