倉本圭造が創設した新たなコミュニティ「めたべた」
2025年7月、経営コンサルタントであり思想家の倉本圭造氏が発足した「メタ正義をベタにやるコミュニティ(以下、めたべた)」が注目を集めています。このコミュニティは、オシロ株式会社が提供するオウンドプラットフォーム「OSIRO」を通じて運営され、参加者同士が分断された社会の中で素直な意見を交換し合うことを目的としています。
「分断を超える対話」とは?
倉本氏は『論破という病』や『日本人のための議論と対話の教科書』といった著作を通じて、「メタ正義感覚」の重要性を伝えてきました。この概念は、敵対的な立場を超えて「その問題自体」に向き合うことで、コミュニケーションを可能にするものです。近年のSNSでは議論が感情的になりがちですが、その中で冷静な対話を推進するのがこのコミュニティの理念です。
活発な意見交換が行われる場所
めたべたは、運営開始3ヶ月で800件以上のブログ投稿、14,000件以上のつぶやきが行われているという活況を呈しています。ここでは参加者が自分の存在感を示し、立場の違いを超えて意見を交わすことができる場として機能しています。例えば、「コソコソディスカッション(コソD)」では、対立する意見を持つ参加者が丁寧に意見をシェアし合い、相手を攻撃することなく、社会の複雑な問題を理解する手助けをしています。こうしたユニークな活動が、参加者同士のコミュニケーションを深めています。
「OSIRO」の特長と導入理由
倉本氏がOSIROを選んだ理由は、単なるSNSに留まらず、「良いコミュニティとは?」という視点を重視しているからです。OSIROではメンバー同士の交流を促進する機能が充実しており、仲間との温かなやりとりが可能となります。参加者が安心して意見を吐露することができる環境が整っているため、多様な人々の日常や意見を自然に触れることができるのも魅力の一つです。
多様性に富む交流の場
めたべたの特徴の一つは、多様性に富んだ参加者です。性別や年齢、職業など、様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっており、交流することで新たな視点を得ることができます。また、オープンなSNSでは捉えにくい細やかな感情や考え方を共有できる場としても機能しており、参加者からは「SNSの罵り合いに疲れていたが、めたべたで新たなつながりを実感した」といった声も上がっています。
誰でも参加しやすいプラン
めたべたでは、一般会員プランと白石正一郎プランの2種類があります。どちらのプランも月額で参加でき、倉本氏の思想に基づいた活動を応援することが可能です。プラン内容は全て同じですが、白石正一郎プランでは追加の応援ができる仕組みとなっています。初めてSNSに参加する人でも、「公式ダイジェスト」を読むことで参加を楽しむことができ、意見の発信を通じて新たな自分を発見する機会にもなります。
倉本圭造氏のコメント
倉本氏はコミュニティを通じて、自らも多様な意見に触れることで新たな視点を得ていると語っています。「失われたつながり感を再生する場」として、めたべたは「極論」ばかりがechoするSNS社会において冷静かつ中立的な視点を提供することを目指しています。参加者が素直に日常生活や社会を肯定できるような拠り所となること、また希望を持ち続けられる世界観の形成が、コミュニティの主な目的です。
結語
「メタ正義をベタにやるコミュニティ(めたべた)」は、SNSの分断を超えた対話と理解を促進する新しい試みです。倉本圭造氏の思想を基に、多岐にわたる交流が進むこの場所で、ぜひあなた自身の「わかりあう」経験をしてみてはいかがでしょうか?