倉敷に新たな未来を創る「りんぐす」が2025年2月にオープン！

2025年2月、岡山県倉敷市に新たにオープンする「りんぐす」は、教育型就労継続支援B型事業所として、利用者の「なりたい自分」を実現することを目指します。この事業所は、B型支援と畳表製造業を組み合わせた新しいモデルで、就労と教育を一体的に提供し、高い定着率と就労移行率を実現します。

1. りんぐすの特徴

「未来につながる教育型B型」を掲げる「りんぐす」は、従来の支援を超え、障がいを持つ方々が持つ可能性を最大限に引き出す支援を行っています。具体的には、日常のヒアリングや月に一度の「楽しみながら学ぶ」体験型研修を通じ、自己理解やコミュニケーションスキルの向上を目指します。また、実践的なカリキュラムを導入しており、個々の目標に応じた逆算型カリキュラムを提供しています。

2. シャンパンタワー理論の実践

支援の質はスタッフの状態に左右されるという信念のもと、「りんぐす」では職員の満足度や成長環境にも注力しています。たとえば、利用者の方々への質の高い支援を実現するためには、まず支援者自身が満たされていなければならないと考えるのです。

3. 実社会との結びつき

「りんぐす」の作業内容は、サンク・ラスタ株式会社との連携のもとで進められ、畳表製造に関する検品や梱包などを中心としています。また、参加者はフランスの「パリかるた」の公式スポンサー品の製造にも携わることで、実社会との結びつきを実感できる環境を提供します。これにより、施設外就労先での経験をもとに、グループ会社での雇用を積極的に促進します。

4. 未来の就職先としての機能

作業現場がそのまま未来のキャリア拠点として機能するため、施設外就労先での作業を通じて、実際の職場環境での就労移行を図ります。この環境により、利用者は将来的に実社会での就労を見据えた準備を進めることができます。

5. 連携体制による多様な選択肢

「りんぐす」は、株式会社TsudoiBaや株式会社タービンなど、さまざまな企業との連携を強化し、利用者一人ひとりの未来の選択肢を広げています。また、特性に応じた就労移行先を人材紹介会社を通じて確保する体制も整えています。

6. 代表の思い

代表取締役の橋本涼氏は、「関わる人に感謝と笑顔の輪を広げる」という経営理念を大切にしています。言葉だけでなく行動によって、「ありがとう」の気持ちを伝える社風を育むことで、全ての関係者が笑顔で過ごせる未来を創造することを目指しています。また、働きながら学び、自分らしく社会とつながることを事業目的として掲げています。

7. 今後の展望

「りんぐす」は、1年後には毎年3人以上の一般就労移行者を輩出し、全国平均を上回る工賃を目指します。また、3年後には岡山県内の別エリアへの事業所展開を計画しており、将来的には重度身体障がい者の受け入れや、高齢者支援事業の実施なども視野に入れています。これを通じて「障がいがあっても、社会に貢献できる」文化を地域と共に育てていく考えです。