様々なスタイルが魅せる接客の醍醐味
2025年2月27日、東京都千代田区の丸ビルホールにて「第13回プレミアム・アウトレット接客ロールプレイングコンテスト全国大会」が開催されました。このイベントは、全国10か所から選ばれたトップ販売員たちが、その接客技術を競い合うもので、今回は160名がエントリーし、20名がファイナリストとして名を連ねました。
コンテストの背景と目的
プレミアム・アウトレット(以下、PO)は、ただ商品を提供するだけでなく、お客様に楽しさを提供し、思い出に残る買い物体験を提供することを目指しています。この理念を体現するために、特に重要視されるのが接客であり、「すべてのお客様に笑顔のおもてなしを~親しみやすく礼儀正しく~」をスローガンに掲げています。
このコンテストは、接客の意識と技術を向上させる場として、2011年に初めて開催され、今回で第13回目に至りました。ロールプレイング形式の研修を通じて、各販売員は自身のスキルを磨き、この舞台に臨んでいます。
グランプリ受賞者の功績
そんな中、見事グランプリに輝いたのは、GAPの長谷川博代さん。彼女はあみプレミアム・アウトレットでの接客を通じて、多くのお客様の心を掴んできました。審査員からは彼女の接客が「自然体で、お客様の温度感や気持ちをうまく対話に取り込んでいた」と高く評価されました。
入賞者の顔ぶれ
上位入賞者には豪華な賞が用意されています。グランプリの長谷川さんの他にも、準グランプリにはUNITED ARROWSの篠木真雅さん、そして第3位にはSHIPSの諏訪典江さんが名を連ねています。また、特別賞も膝附留美さん(DENHAM)と川上遥さん(ANTEPRIMA)が受賞しました。これらの受賞者は皆、数々の個性豊かな接客スタイルを披露し、観客を魅了しました。
長谷川さんの受賞コメント
長谷川さんは受賞後、「お客様一人ひとりの表情や様子を見ながら、その方が心地よいと感じてもらう接客を心掛けてきた」と語りました。自身が23年という長いキャリアを持つ中で、常に新たな知識や技術を求め続け、今回の挑戦を決意したと言います。彼女は忙しい店頭の中でも仲間や家族の協力を得て、しっかりと練習を重ねてきたことを明かしました。
25周年と今後の展望
このコンテストは、プレミアム・アウトレットの日本上陸25周年を記念しても開催されました。2000年に日本初のアウトレットが誕生して以降、10か所に展開し続け、多くの人々に支持されています。これからも、プレミアム・アウトレットはお客様に特別な体験を提供し続けるため、接客技術の向上に努めていきます。
結び
接客の境界を押し広げるこのコンテストは、単なる競技ではなく、販売員たちがお客様への思いを込めた瞬間を共有する場でもあります。今後も、プレミアム・アウトレットはその原動力を持ち続け、顧客との絆を深めていくでしょう。