家族療法を通じて考える現代の家族関係と課題

2024年12月22日（日）、明治学院大学心理学部の教授である野末武義先生を招いた市民講座がオンラインで開催されました。この講座は「揺らぐ現代の家族関係の問題とは-家族療法の観点から-」をテーマに、家族関係やコミュニケーションに関する様々な問題を深く掘り下げました。

講演の内容

講演では、現代社会における夫婦関係や親子関係の課題について幅広く解説しました。具体的には、以下の点が取り上げられました。

- 家族はどのように成長していくのか: 家族の成長過程は時に複雑で、多くの変化が伴います。その中でのコミュニケーションの重要性が強調されました。
- 5年未満の夫婦の離婚が最も多い理由: 統計に基づき、若い夫婦に多い離婚の背景やその原因について考察されました。
- 現代社会における子育ての難しさ: 子育てがもたらすストレスや不安感、それに対する具体的なアプローチが示されました。
- 忠誠心と心の絆: 家族を結びつける要因としての忠誠心や、特に親と子との関係性について詳しく解説されました。
- アサーションというコミュニケーション: 家族間での効果的なコミュニケーション手法として、アサーションが紹介され、その実践方法も提案されました。
- 家族関係に悪影響を及ぼす考え方: マイナス思考が家族関係にどのように影響を与えるのか、心の持ち方についても触れられました。

参加者からは次のような反響が寄せられました。
1. 「夫婦の関係について、自分本位だったことに気づかされた。」
2. 「時代の変遷や家族の形態の影響について非常にわかりやすく説明してもらった。」
3. 「家族だからこそ甘えが出ることを意識し、注意しようと思った。」

オンデマンド配信について

本講座は2025年2月3日よりオンデマンド配信が始まります。参加できなかった方も、講座の内容をレンタルし、30日間視聴することが可能です。サンプル動画は以下のリンクからご覧いただけます。
サンプル動画を見る

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