京王バス、完全キャッシュレス運行エリアを拡大
京王電鉄バス株式会社と京王バス株式会社は、国土交通省の支援のもと、完全キャッシュレスバスの実証運行エリアを拡充することを発表しました。2025年度から本格的な取り組みが開始されますが、その一環として2026年9月16日より新たなエリアでの運行がスタートします。
1. 実施概要
このキャッシュレスバスの実証運行では、中野、永福町、調布、桜ヶ丘の各営業所が管轄する路線の全線が対象となります。現金を使用せずに、交通系ICカードやクレジットカードを利用して運賃を支払うシステムが導入されます。特筆すべき点は、乗客の利便性を向上させるために、キャッシュレスによる決済が導入され、運転士の負担軽減にも寄与するという点です。
具体的な開始日は2026年9月16日(水)の始発からで、全ての営業所でのクレジットカード導入は2026年11月末までに完了する見込みです。一切の現金を取り扱わないこのシステムでは、シルバーパスや定期券、一日乗車券、企画乗車券、デジタルチケットも利用可能です。
2. 完全キャッシュレスバスの目的
京王バスが目指すキャッシュレス運行の目的は、単に支払い方法を変革するだけでなく、乗客にとってのバス移動をより快適にするためのものです。キャッシュレス決済を採用することで、迅速な乗り降りを実現し、バスの遅延を減少させる効果が期待されています。また、現金不使用によるストレスの軽減や、交通系ICカードの残高不足による不便さも解消されるでしょう。
バス利用者は、スマートフォンや駅の券売機で履歴を確認できるなど、便利なサービスを享受することが可能になります。そして、運賃の収受に関する業務の簡素化は、運転士の負担軽減にもつながり、今後も安定したバスサービスを地域に提供できる土台を築くことになります。
3. これまでの主な取り組み
京王バスは、2025年に国土交通省の「完全キャッシュレスバス実証運行」に参加し、調布駅北口から味の素スタジアムまでの系統で実証運行が行われました。この取り組みは現在も続いており、クレジットカードを利用した「クレカ乗車」サービスを調布営業所車両に初導入しました。
さらに、2026年には中野、永福町、桜ヶ丘各営業所への拡大を予定しています。この試みを通じて、京王バスは地域住民にとってより利便性の高い公共交通機関であり続けることを目指しています。
4. その他の情報
京王電鉄バスグループは、国土交通省が主催する「完全キャッシュレスバス推進協議会」に参加し、全国的なキャッシュレス化の施策を推進中です。進行中の実証運行は、全国各地でスムーズに実施されており、現金利用率の減少や運転士の負担軽減といった効果が確認されています。
京王バスが目指す「完全キャッシュレスバス」は、今後の公共交通における重要なステップとして注目されています。進化を続ける交通網に期待が高まります。
お問い合わせ先
京王電鉄バス株式会社
運輸営業部営業企画担当
TEL:042-352-3723