2025年は国際協同組合年。私たちが未来へ向かって考えるべき課題として、戦争と平和があります。神奈川県の生活協同組合パルシステム神奈川は、5月18日(日)に平和を考えるイベント「『戦争を知りジブンゴトにしてみよう』交流会」を新横浜本部及びオンラインで開催します。このイベントは、核兵器の廃絶を訴える活動や、戦争を知らない世代と被爆体験者が集い、共に平和の意義を見つめ直す機会です。
イベントの目的と背景
今回の交流会では、平和の意味や核兵器廃絶に対する感じ方を参加者自身が考え、話し合うことが重要なテーマです。活動に参加するのは、2000年に生まれた高橋悠太さんと中村涼香さん、そして長崎で被爆した経験を持つ和田征子さんです。高橋さんは、一般社団法人かたわらの代表理事として、核廃絶に関連する運動を行っており、その活動は全国的に広がっています。中村さんも、ボーダレスファウンデーションにて「平和な世界を」という理念のもと、多くの社会活動家と連携しながら活動しています。
多世代が織りなす対話
イベントでは、彼らがどのように平和を語るのかを聞くことができます。世代が違う彼らが共に語り合うことで、戦争の歴史を知らない世代にも、その影響の重さが伝わることでしょう。また、和田さんは自身の家族の被爆体験を元に、核兵器がもたらす恐怖をリアルに語り、多世代の視点で平和に対する理解を深めます。
平和のためにできること
イベントの参加者には、「幸せを感じる瞬間」などのテーマで自らの言葉を引き出してもらいます。これにより、参加者自身が核兵器の存在を「自分ごと」として捉え、平和のためにできる行動を考える契機を提供します。交流会の後には、参加者同士で感じたことをシェアする時間も設けられ、神奈川県高校生平和大使も参加予定です。世代を超えた対話が生まれることで、平和の大切さを再認識することが期待されています。
核兵器の現状
現在、世界の9カ国で約1,200発の核兵器が配備されており、即発射可能なものは約3,900発とされています。特に、最近の世界情勢や紛争の広がりから、核兵器の使用に対する各国のリーダーたちの発言が増しており、国際的な不安が高まる中で、私たちは何を考え、どのように行動していくかが問われています。
まとめ
国際協同組合年である2025年に向け、パルシステム神奈川が主催するこのイベントは、参加者が今一度、核兵器廃絶へ向けた意識を高めるための貴重な機会です。自らの体験や考えを共有し、連携を深めることで、平和という目標に向かって進むことが求められています。ぜひ、多くの方の参加をお待ちしています。
開催概要
- - 日時: 2025年5月18日(日)13時~14時30分
- - 場所: パルシステム神奈川 新横浜本部(神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-16 新横浜交通ビル)
- - 参加費: 無料
- - 申し込み締め切り: 5月8日(木)
- - 定員: 会場参加10人、オンライン参加100人
- - 主催: 生活協同組合パルシステム神奈川組織運営課
- - 詳細情報: 公式サイト
将来の世代に、平和で安心して暮らせる世界を引き継ぐために、一人ひとりができることを考える大切な場です。