お米の調査結果
2024-12-05 14:28:12

お米をもっと食べたい理由、調査から浮かび上がる現状とニーズ

お米をもっと食べたい理由、調査から浮かび上がる現状とニーズ



2024年10月、日本生活協同組合連合会が実施した「お米についてのアンケート」の結果が公開され、消費者のニーズや意識に大きな変化が見られました。この調査は、過去3年間のデータを基に、主食であるお米の利用実態を把握し、消費者と生産者の間のギャップを埋めることを目的にしています。特に「安くなる・増量される」ことが、2024年の調査で初めて、消費促進の条件としてトップに挙げられました。前回から6.2ポイント増の40.8%が支持したこの結果は、現在のお米市場の厳しい状況を反映しています。

調査の背景と結果


令和5年産米は、全国的に猛暑などの影響を受けたことで作柄の悪化が懸念され、相場価格が急上昇しました。中食や外食の需要増加に伴い、特に都市部では買い占め行動も見られたため、消費者にとってはお米の確保が難しい状況が続いていました。

今回の調査では、2024年7月から9月の間にお米を「いつもどおり購入できた」と回答したのはわずか18.4%であり、逆に「いつもよりも購入はしにくかったが、購入はできた」が41.9%を占めています。さらに、消費者が利用する入手先としては、全国の生協の宅配やスーパーが幅広く用いられていることが明らかになっています。

炊く量と購入量の傾向


家庭内での炊飯量に関しては、「2合~5合」「5合~10合」「10合~15合」の範囲が依然として最も多いことが確認されました。特に、若年層は多くのお米を炊く傾向にあり、家族構成がその要因として考えられます。また、最もよく買われる規格としては「5kg」が64%を占めており、10kgの購入は減少傾向が見られます。

お米を選ぶ理由の変化


お米を選ぶ理由についての調査では、「米が好き、おいしいから」が63.1%で第1位となり、初めて「米を食べるのが習慣になっているから」を上回りました。これは消費者の味に対するニーズが高まっていることを示しています。しかし、「安い、経済的だから」という選択肢は11.6%と徐々に減少しており、相対的にお米の価格に深刻な影響が及んでいることが見て取れます。

結論


この調査から読み取れることは、消費者が「お米をもっと食べたい」と考える理由が、これまでの「おいしい」というポイントから、価格や量といったコストパフォーマンスへと大きくシフトしていることです。お米の市場は徐々に厳しさを増しており、消費者の期待に応えるためには、具体的な対策が今後求められるでしょう。日本の食文化を支えるために、今後の動向を見逃せません。


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会社情報

会社名
日本生活協同組合連合会
住所
東京都渋谷区渋谷3-29-8コーププラザ
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