VYOND Mobileがもたらす動画制作の新時代
ビジネス動画制作ツール「VYOND」に新たに加わったモバイル版「VYOND Mobile」が、2024年8月に正式リリースされました。これにより、スマートフォンを使用してアニメーション動画を迅速かつ簡単に制作できるようになります。開発を手掛けたのは、アメリカのGoAnimate, Inc.です。
VYOND Mobileの主な機能
VYOND MobileはAI技術を駆使した「VYOND GO」を搭載しており、ユーザーがスマートフォンを持っている場所でインスピレーションを得ることができます。操作もシンプルで、次の手順でアニメーション動画を生成できます。
1. プロンプトを入力し言語を選択します。
2. レイアウトを選び、動画の生成を開始します。
3. 約1分で完成した動画が手元に届きます。
4. 作成した動画にテキストをその場で修正することも可能です。
このように簡単な手順で、高品質の動画が生成できるのは、忙しいビジネスパーソンにとって大きな利点です。作成した動画はそのままPC版のVYONDへと共有することができ、さらなる編集や活用ができます。
スマートフォン素材の活用
VYOND Mobileでは、ユーザーがスマートフォンで撮影した動画や写真の素材をもとに、アニメーション素材が自動で選定される機能もあります。具体的には、次のステップで進行します。
1. スマートフォンの写真をアップロード。
2. AIによって解析され、関連するアニメーション素材が選定されます。
3. 使用したい素材を選び、動画素材として保存します。
4. 最後にPCアカウントにて共有が実現します。
この機能により、自分の撮影した素材が簡単にアニメーション動画として生まれ変わるため、クリエイティブな仕事がさらにスムーズに行えるでしょう。
コンテンツの迅速なアップロード
加えて、VYOND Mobileは「Quick Upload」機能を搭載しており、ユーザーは手軽に動画や音声をアップロード可能です。手順は次の通りです。
1. Quick Uploadをタップし、素材を選びます。
2. 必要に応じて音声を録音します。
3. 録音した音声や写真、動画を素材としてVYONDアカウントにアップロードします。
これにより、いろいろな場面で得たアイデアをすぐに形にして、ビジネスコミュニケーションに役立てることが可能です。
VYONDの背景と今後の展望
VYONDは2007年にGoAnimate, Inc.が開発したクラウドベースの動画制作サービスです。数千点に及ぶテンプレートやキャラクター、オブジェクトを利用して、短時間でストーリー性のあるアニメーションを制作できます。すでに海外ではEラーニングやプレゼンテーション、PRコンテンツなどで多くの企業が活用しており、特にフォーチュン500社でも65%以上がVYONDを利用しているという実績があります。
このような流れの中で、VYONDは今後、ビジネス動画を生成するだけでなく、AIの力を活用して様々な動画コンテンツを作成する基盤をさらに強化していく予定です。
株式会社ウェブデモの役割
日本においては、株式会社ウェブデモがVYONDの公式パートナーとして、販売、サポート、活用提案を行っています。2003年から動画マニュアルソフトの販売を手がける同社は、VYONDを通じてさらに多数の中小企業の活用を手助けしていきます。
まとめ
VYOND Mobileの登場により、ビジネス動画制作がますます身近に、簡単になりました。今後もその進化から目が離せません。多くの企業がこの新しいツールを活用し、自社のブランディングや教育、マーケティングに役立てることでしょう。