2026年卒 就活川柳・短歌と採用川柳・短歌の入選作品発表
2026年春入社を目指す新卒就活生と採用担当者のための「2026年卒 就活川柳・短歌」と「2026年卒 採用川柳・短歌」の入選作品が、ProFuture株式会社と就活会議の共催で発表されました。このイベントでは、それぞれの応募者の視点から、就職活動における思いや体験を詩的に表現した作品が揃っています。
活動の概要
本イベントは、2025年6月に募集が行われ、参加者は自分のエピソードを川柳や短歌として表現しました。就活生から募集した「就活川柳・短歌」の応募総数は429作品、採用担当者からの「採用川柳・短歌」には180作品が集まり、それぞれから厳選された作品が入選しました。入選作では、AIの活用や新たな選考プロセスに関する辛辣な意見、さらには企業間の理解と信頼の重要性などが見受けられ、現代の就職活動を反映しています。
1. 就活生向け 入選作品
最優秀賞には、大阪府の「バーバパパ」さんによる
サークル長バイトリーダー学祭長信憑性取り副部長
が選ばれました。この作品は、就活界の肩書きの乱立を背景に、真実味のあるポジショニングを表現しており、リアリティと戦略が交錯する就活生の心境を巧みに描写しています。
また、千葉県の「たなか」さんの
手書き散るAIの筆に風光る
も最優秀賞に選ばれ、令和の時代における就活の変化を表現しています。手書きのエントリーシートが落ちる中、AIが勝ち進んでいく様が痛烈に詠まれています。
優秀賞
新潟県の「すんだ」さんの
AIより 人に見てほし この熱意
も印象的で、AIの選別に対する人間の温かい気持ちを表現しました。
佳作には9作品が選ばれ、どれもが現代の就活に真摯に向き合った作品となっています。優れた作品には、就活がもたらす人間関係の変化や、求職活動の現実に対する柔らかい視点が詩的に昇華されています。
2. 採用担当者向け 入選作品
「採用川柳・短歌」部門では、最優秀賞として選ばれた作品が一つあり、大阪府の「ポテト」さんの
基本給低いと言われてベア検討社内の声より学生の声
という作品です。これは、企業内の雇用条件と求職者の意見の間に横たわるギャップに対する鋭い観察を示しています。
優秀賞には、東京都の「がんも3号」さんによる
積み上げた俺の処遇を一瞬でまたぎ越えてく爆上げ初任給
や、同じく東京都の「ねぎ」さんの
語るほど 履歴書と違う その理由(わけ)は AIですと 君は言わずに
が挙げられ、その内容は新卒採用における深刻な悩みと企業の現実を同時に伝えています。
これらの作品は、詩的な表現でありながら、耳に痛い真実を描写しており、参加者たちの思考や感受性の豊かさを示しています。
まとめ
今回の川柳・短歌の募集結果は、現代の職業選択にまつわる多様な視点を提供しており、参加者にとっても、採用担当者にとっても、職業選びの難しさ、面接時の心理などを理解する重要な材料となるでしょう。これからの就職活動において、より多くの人がこのような方法を通じて自らの思いを表現し、深い対話を生み出すことが期待されます。
詳細については、
オフィシャルページをご覧ください。