丸井グループ×nendoによる新たなコミュニケーション空間
株式会社丸井グループは、デザインオフィスnendoの監修のもと、東京・中野にある本社に「共創型コミュニケーション空間」を新設しました。この空間には、「共創HALL」と「共創LOUNGE」の2つのフロアがあり、対話や共創を活発に行うための理想的な環境を提供しています。
共創型コミュニケーション空間の目的
新たにオープンしたこれらのスペースは、丸井グループが目指す「働く人の『フロー』を生み出す社会の創出」という理念のもとに設計されています。これにより、社員だけでなく関わる全ての人々が「フロー」状態に入りやすくなり、共創が加速し、ビジネスの成果を上げることを目的としています。「共創HALL」と「共創LOUNGE」は、単なるワークスペースではなく、さまざまなイベントや交流を促進する場所としても機能します。
空間デザインの意図
nendoの佐藤オオキ氏によると、社内外の人々や価値観の交流を図るために、3Fには「共創HALL」、9Fには「共創LOUNGE」が設けられました。3Fの「共創HALL」は、様々なサイズのセッションやセミナーに対応できるオープンスペースで、280人を収容可能です。多様な人々が円滑にコミュニケーションできるよう、座席配置には配慮がなされています。
また、壁面や天井に吸音性を持たせた音響システム「ボイスリフト」が導入されており、話者の声が空間の隅々に届く工夫がされています。これにより全員が一体感を持って話を聞くことができるのです。
自由な時間を過ごせる共創LOUNGE
9Fの「共創LOUNGE」は、社内でのリフレッシュやリラックスした時間を過ごすためのスペースです。こちらには最大200人が執務できる環境が整えられており、4つの会議室、カフェ、展示コーナーも設けられています。さらに、フレキシブルなエリアでは20〜40人規模のイベントを実施可能です。
特に注目すべきは、「縁側GREEN」と呼ばれるリニューアルされた休憩スペースです。自然に囲まれた環境の中で、リラックスしながら横並びで座り、自由にコミュニケーションを楽しむことができる工夫が施されています。
今後の活用と展望
今後、これらの空間は社員のワークスペースとしての利用だけでなく、株主総会やワークショップといった多様なイベントにも活用される予定です。この取り組みを通じて、丸井グループのさらなる発展及び新たな事業領域の拡大を目指しています。
丸井グループとnendoによるこの先進的な「共創型コミュニケーション空間」は、働く人々の創造性を引き出す場となり、未来のビジネスを育む重要な役割を果たすことが期待されます。