フジパンの新チャットボット
2025-08-18 16:19:48

フジパンが新たに導入したHUE チャットボットで社内問い合わせを効率化

フジパンがHUEチャットボットを導入



株式会社フジパングループ本社は、社内問い合わせの効率化を目指し、株式会社ワークスアプリケーションズが開発したAI型チャットボット「HUE チャットボット」を導入することを決定しました。これにより、年間42万件にのぼる従業員からの問い合わせのうち、初期段階で約15%、すなわち6.3万件の自動化を見込んでいます。

問題の背景



フジパンは国内外に多くの従業員を抱え、社内のルールや制度に関する問い合わせが総務部門に集中している状況でした。特に夜勤や外国籍の従業員からの問い合わせへの対応が難しく、従業員の管理者たちはコア業務に集中できない課題を抱えています。こうした状況を改善するため、HUE チャットボットの導入が決まりました。

HUE チャットボットのメリット



HUE チャットボットは、アップロードされた社内のドキュメントをもとにAIが自動で回答を生成するという高い精度を持っています。また、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術により、より正確で、効率的な応答が可能です。特に、ベトナム語やインドネシア語など多言語に対応している点も評価され、運用性の柔軟性が導入の決め手となりました。これにより、社内規則や業務マニュアルを簡単に管理でき、24時間いつでも従業員が利用できる体制が整います。

期待される効果



HUE チャットボットの導入によって、フジパンは年間約42万件の問い合わせに対し、まずは15%の自動化を実現し、管理者と従業員の双方の業務効率化が期待されています。特に、夜勤や早朝勤務の従業員は、時間を気にせずに問い合わせができるため、迅速な情報提供が可能となります。また、従業員はこれまで管理者に頼っていた問い合わせを自分で解決できるため、自己解決能力が向上することも想定されます。

フジパンの見解



フジパングループの総務部課長心得である横井裕弥さんは、「我々の職場では大量の社内問い合わせに対応するため、相応の時間と労力を日々費やしています。このHUE チャットボットの導入で自動化が進み、業務負担の軽減に期待しています」とコメントしています。最初は総務窓口での利用から始まりますが、人事関連の問い合わせへも展開する計画があるとのことです。

HUEチャットボットの特徴



HUE チャットボットは自然言語処理(NLP)技術を活用しており、日本語特有の表記の揺れにも対応しています。そのため、あいまいな問いかけにも正確に応答できる能力を持っています。日本国内最大規模の300万語の登録語彙を持つ「SudachiDict」を搭載しているため、精度の高い対話が実現できます。また、利用状況はダッシュボード上で可視化され、直感的に操作できるため、日々の運用改善も容易です。

会社概要



株式会社ワークスアプリケーションズは1996年に設立され、ノーカスタマイズや無償バージョンアップを提供し続けているERPパッケージベンダーです。企業と個々の価値を最大化することを目指しており、業務の効率化によって「仕事」を楽しくするために尽力しています。詳細は、ワークスアプリケーションズの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ワークスアプリケーションズ
住所
東京都千代田区麹町一丁目12番地1住友不動産ふくおか半蔵門ビル 7階
電話番号
03-3512-1400

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