Ext Designer 1.0の概要
リッチインターネットアプリケーション(RIA)の開発において、簡単にユーザーインターフェースを設計できる「Ext Designer 1.0」が登場しました。この新しいツールは、プログラマーでなくてもマウス操作だけで複雑な画面を作成できる点が大きな特徴です。
簡単なインターフェースデザイン
Ext Designerを利用することで、インターフェースの設計者やデザイナー、さらには実際にアプリケーションを使用するユーザーまで多様な立場の人が具体的な画面設計に参加できるようになります。これにより、従来の開発プロセスにおける壁が低くなり、より多くの人が開発に関与できるようになります。また、プログラマーはExt Designerで生成されたコードを基にアプリケーションの開発を進めることが可能で、プロジェクト全体の効率も劇的に向上します。
様々なプラットフォームに対応
Ext DesignerはWindowsやMac OSX、Linuxなど多様なプラットフォームに対応しています。さらに内部的には主にWeb標準技術であるHTML、CSS、JavaScriptで構築されているため、機能の追加やバグ修正が発生した際には自動的に更新が行われます。これは開発者にとって非常に便利な機能です。
Ext JS 3.2の新しい機能
また、Ext Designerのリリースに合わせて、Ext JSの最新バージョン3.2も発表されました。この新バージョンではいくつかの新機能と新部品の追加に加えて、パフォーマンスと品質が大幅に改善されています。これにより、よりスムーズなアプリケーション開発が実現されることでしょう。
Ext JS, LLCの背景
Ext JS, LLCは、2006年にJack Slocum氏がJavaScriptライブラリにリッチな機能を追加するためスタートしたExt JSプロジェクトを法人化したものです。現在、米国をはじめとした世界各国で広く認知され、企業向けのWebアプリケーションにおいても数多くの導入実績があります。特に、企業間あるいは企業内で使用されるアプリケーションでの利用が目立っており、その信頼性から多くの開発者に支持されています。
日本国内での普及活動
Ext製品の日本国内における活用と普及を目指して設立されたのが、「Ext Japan, LLC」です。株式会社セブンズと株式会社ゴーガの共同によって2008年に設立され、Ext製品のライセンス販売やテクニカルサポート、トレーニング、コンサルティングサービスなどを提供しています。
会社概要
まとめ
Ext Designer 1.0の登場により、リッチインターネットアプリケーションの開発が一層容易になりました。プログラミングスキルに自信がない方でも、インターフェース設計に積極的に関わることができるこのツールは、今後の開発プロジェクトに革新的な影響をもたらすでしょう。これを機に、あなたもリッチなアプリケーション開発に挑戦してみてはいかがでしょうか。