音声解析AI技術がモノマネ番組に新たな評価基準を提供
株式会社クインティアは、音声解析エンジンを基にした「歌声モノマネ採点AI」が日本テレビの人気バラエティ番組『モノマネMONSTER』に採用されたことを発表しました。このAIは、モノマネの「似ている」という概念を客観的に解析し、視聴者や審査員に新しい評価方法を提供します。
1. 番組への導入とその背景
これまで、歌モノマネの評価は主に審査員や観客の主観に頼っていました。そのため、同じ歌でも人によって評価が異なることが頻繁にありました。そこで、クインティアは独自の音声解析技術を利用し、「似ている」を数値化し、評価基準を明確にしました。
実際にこのAIは、番組収録で運用され、収録のエンドクレジットにもその技術協力が掲出され、多くの視聴者にその存在が知られることとなりました。
2. 歌声モノマネ採点AIの特長
このAIは、歌声の評価に特化しており、以下のような特徴があります:
- - 多角的な特徴量分析: 声質やしゃくり、ビブラート、抑揚といった多様な要素を考慮し、精度の高い評価を行います。
- - DTWの活用: 歌唱スタイルやテンポの違いを吸収し、正確な比較を可能にします。
- - 放送現場に最適化: 音源分離機能や高速処理により、収録をスムーズに進行させることを実現しました。
このシステムは数多くの実際の収録で安定した性能を発揮し、視聴者に新たな楽しみを提供します。
3. 開発体制とスピード
クインティアがこの技術をわずか1ヶ月で開発できた背景には、モジュール化された音声解析エンジンがあります。このエンジンは即座に再構成可能で、開発パートナーの株式会社クロノキャストとの協力も大きな要因です。双方の素早い意思疎通と技術的な連携が、短期間での開発を支えました。
4. 今後の展望
クインティアは、今回のAI導入を通じて、放送業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく意向を示しています。音声・映像解析や視聴者参加型コンテンツの開発を進めることで、より新しいテレビ体験を創出し、放送局やメディア事業者とのパートナーシップを強化していく予定です。
放送現場での演出に新たな可能性をもたらすこの技術は、多くの視聴者にとって新しい楽しさを提供し、今後の進展に期待が寄せられています。
5. 会社情報
株式会社クインティアは、2021年に設立された東京の技術企業です。AI・DX導入支援や放送システム開発を手掛けており、高い技術水準で企業のデジタルトランスフォーメーションを後押ししています。具体的なサービス内容については、公式ウェブサイトをご覧ください。
本社所在地: 東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&E BLD. 6F
代表取締役: 占部 竣平
設立年月日: 2021年9月8日
資本金: 1,000万円
従業員数: 10名
公式サイト: https://www.quintia.co.jp