東京都市大学と合同会社Stegが共同開発した留学支援アプリ
東京都世田谷区に本部を置く東京都市大学は、留学生を対象とした特別なアプリ「TAPアプリ」を開発しました。このアプリは、留学プログラム「TAP」参加学生が安全に、かつ充実した留学生活を送るための支援を目的としています。開発を担当したのは、神奈川県横浜市の合同会社Stegです。
TAPアプリの役割と特徴
「TAPアプリ」は既に今年の2月と8月に留学を果たした約360名の学生に利用されており、留学に関する情報をスムーズに取得できるプラットフォームとして機能しています。大学のオーストラリア留学プログラムは、1年生から始まる準備教育と2年生の約4ヶ月間の留学を組み合わせた2年間の学習プランを提供しています。
複雑な情報を一元化
導入前、学生たちは留学に関する重要な手続きや情報がいくつもの資料や媒体に分散しているため、必要な情報を見つけることが難しい状況でした。また、個人のLINEグループでの連絡が必要でしたが、プライバシーの面での懸念がありました。そこで、TAPアプリが登場することになったのです。
主な機能
1.
メッセージ機能
- グループ一斉送信や個別メッセージが可能になり、履歴をシェアすることで危機管理が強化されました。
2.
資料・関連リンクの閲覧機能
- 留学に必要な案内や手続き関連の情報を、アプリ内からPDFやリンク形式で簡単に確認できるようになりました。
3.
カレンダー機能
- 公式イベントや重要な提出物の予定を、アプリ内のカレンダーに一元的に表示し、学生が最後まで見逃さないようになっています。
導入後の成果
学生の利点
- - 計画的な留学生活: カレンダー機能により、重要な日程が見逃されることがなくなりました。
- - スピーディな情報提供: プッシュ通知から必要な情報を迅速に受け取ることができ、スムーズな留学生活が実現しました。
- - 安心の連絡手段: 個人アカウントを使うことなく、公式にやり取りできる環境が提供されています。
大学の利点
- - 業務の効率化: アプリによって情報が一元化されることで、問い合わせが減り、業務も効率化されました。
- - 正確な情報伝達: 学生ごとにターゲティングした情報配信が可能になり、より正確に必要な情報が伝わります。
- - 危機管理の強化: 個別対応の履歴をスタッフ間で共有することで、より迅速かつ的確な対応が可能になりました。
経営者の考え
合同会社Stegの代表、中尾圭吾氏は、「TAPアプリが学生たちの留学生活をより充実させ、安全な環境を提供できることを期待しています」と語っています。東京都市大学国際部部長の河合大様によるインタビューもインターネット上で公開されており、事例を詳しく知ることができます。
結論
「TAPアプリ」は、留学を目指す学生にとって不可欠なツールとして、新しい時代の留学支援の形を提示しています。これからの留学生活がさらに豊かになることを期待したいですね。