ベジャール日本公演
2024-09-05 17:06:15

モーリス・ベジャール・バレエ団、日本公演を控え新監督が語る魅力

モーリス・ベジャール・バレエ団日本公演の魅力を新監督が語る



モーリス・ベジャール・バレエ団の日本公演が、2024年9月に東京文化会館で開催されることが決定しました。これに先駆け、新しい芸術監督として就任したジュリアン・ファヴローが、作品の魅力や期待する公演について語りました。彼は、前任者が行っていた役割を引き継ぎ、バレエ団を次のステージへと導く意気込みを持っています。

芸術監督交代の背景


今年2月、突如として前芸術監督が解雇され、バレエ団内には不安が広がりました。その時、ダンサーとして30年にわたり活躍してきたファヴローが暫定的な監督に選ばれます。「ダンサーたちは安心して舞台に臨める状況を作るのが自分の役目だと思い、このオファーを受け入れました」とファヴローは回想します。彼の即決した対応により、団内の雰囲気は一変し、新体制に満足したダンサーたちの拍手が鳴り響いたとのことです。

日本最後のステージ


ファヴローが日本で最後に演じる作品は、『バレエ・フォー・ライフ』と『ボレロ』です。特に『バレエ・フォー・ライフ』はロックバンドのクイーンの音楽に乗せて、壇上でフレディ・マーキュリーの姿を再現しています。その振付はモーリス・ベジャールによるもので、彼自身もファヴローに対して特別なアプローチを求めたと言います。「私の外見はフレディには似ていないから、ロックスターとしての魅力を引き出せという指示を受けていました」と彼は語り、ボウイやジャガーの影響も取り入れることにしました。

創造的なエネルギーが溢れる舞台


演目の約1時間45分は、観客をロックの熱量とバレエの美しさに引き込みます。特にファヴローが重要視している『ボレロ』は、難易度が高く、ダンサーがその力に引き裂かれるような作品です。ファヴローはこの作品に深い思い入れがあり、何度も日本の舞台で踊る機会を得ていることに感慨を覚えています。「この公演が私のボレロの集大成になるよう願っています」との言葉に、多くのファンの期待が高まります。

公演の詳細と今後の展望


日本公演は、AプロとBプロに分かれています。Aプロでは『バレエ・フォー・ライフ』が上演され、Bプロでは『ボレロ』や、他のベジャール作品も楽しむことができます。ファヴローは今後、ベジャールの作風を継承しつつ、バレエ団を磨き上げていく意向を示しました。「これからも『BBLを観るなら、モーリス・ベジャール・バレエ団』と思ってもらえるように、作品の哲学を大切にしたい」と語るファヴロー。

結論


モーリス・ベジャール・バレエ団の2024年日本公演は、バレエ界の巨匠モーリス・ベジャールの情熱と新しい芸術監督ジュリアン・ファヴローの創造的なエネルギーが交わる特別な舞台になるでしょう。彼のバレエ団としての歩みと新たな試みに、ぜひご期待ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
NBS
住所
東京都目黒区目黒4-26-4
電話番号
03-5751-8000

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。