株式会社estieが不動産AIテックコンテストで栄誉を獲得
2025年9月18日、東京都港区に本社を置く株式会社estieは、「不動産AIテックコンテスト」で取締役CTOの岩成が見事な成果を上げ、優勝を果たしたことを発表しました。このコンテストは全国賃貸住宅新聞社が主催し、最先端のAI技術を不動産分野に活用することを目的としています。
コンテストの目的と選出された技術
この「不動産AIテックコンテスト」では、数多くの企業が応募し、岩成が代表となったestieは、社内組織「不動産AI Lab」による革新的なソリューションを発表したことで高く評価されました。特に、統一されていない物件情報を整理するデータモデリング技術や名称統一化技術が注目されました。さらに、他社にない網羅的なマルチアセットデータの活用事例が審査員からの支持を受けました。
岩成のプレゼンテーション
プレゼンテーションの中で、岩成は「不動産業界の課題」としてアナログ情報の散在と様々な形式の非構造化データの混在を挙げ、それに対するestieのAIソリューションを提案しました。特に、PDFやメモに散在するデータをAIによって自動的に整理・統合し、同一物件に複数存在する名称を統一することで、整然とした情報基盤を築く仕組みを説明しました。
また、実際の物件概要書を使用したケーススタディでは、光学式文字認識(OCR)と大規模言語モデル(LLM)を組み合わせて従来の手作業に比べて約65%の時間短縮が可能であることを示しました。このような技術的なアプローチは、業界のデジタル化を推し進めるために不可欠なものとなっています。
応用事例と今後の展望
整備されたデータ基盤は、オフィス開発やリーシングの意思決定をより高度にし、売買仲介におけるマッチング精度を向上させるなど、すでに多くの成功事例が生まれています。estieは、不動産特化型AIエージェントを駆使して、こうしたアプリケーションを開発し、業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を目指しています。
岩成のコメント
株式会社estieの取締役CTOである岩成は、優勝の報告に際して、「当社は創業から7年弱で、未発表のものも含めて10以上の不動産データ基盤プロダクトを提供しています。この受賞は、私たちの取り組みが評価された結果です。業界の皆様と共に、不動産業界をさらに改良していくことができれば嬉しいです」と語りました。
不動産AI Labの活動について
estieは2025年に設立した「不動産AI Lab」を通じて「不動産×AI」の分野での研究開発を進めています。この組織は、業務効率化やデータ活用の支援を行い、大学との連携や共同研究を通じて新たな価値を創出することを目指しています。また、不動産とAIに関する勉強会やセミナーも開催するなど、業界全体の知識向上にも貢献しています。
企業情報
株式会社estieは、「産業の真価を、さらに拓く。」を使命に掲げ、不動産業界全体のデジタルシフトを推進しています。業界に向けて日本最大級の商業用不動産データ分析基盤など多彩なサービスを提供し、専門知識を持つプロフェッショナルが戦略立案や業務改革支援を行っています。詳細な情報は
公式サイトにて確認できます。