企業と教育の共演
2025-07-07 11:40:20

企業と教育の融合!未来を担う生徒たちへ送るキャリアの道

未来を担う生徒たちへ送るキャリアの道



学校教育と企業研修の協業による新たな取り組みが注目を集めています。大阪府に所在する株式会社NEXCENTは、労働組合員が中学生の教壇に立ち、自身のキャリアについて語る教育プロジェクト「NEXT SENSEI」を展開しています。5月29日、市川学園市川中学校にて、イトーキ労働組合、オカムラ労働組合、コクヨ労働組合が共同で、出張授業を実施しました。

このプロジェクトは、企業の人材育成と社会貢献を兼ねたプログラムで、従業員が“先生”として生徒へ自身のキャリアや経験を共有する貴重な機会を提供します。このような活動を通じて、社員は自分自身を見つめ直すことができると同時に、生徒たちには将来を考えるきっかけを与えます。

出張授業の流れ


今回の出張授業には、労働組合に所属する18名の組合員が登壇しました。授業は体育館でのワークショップから始まり、その後各教室に分かれての実施となりました。授業の中で、参加社員たちは自身のキャリア選択や高校・大学時代の経験、さらには失敗談を交えながら、リアルな“人生”を生徒たちに語りました。この双方向の学びの場は、生徒たちからも熱心な反応が寄せられました。

「なぜこの仕事を選んだのか」「どんな思いで働いているか」を語る際、生徒たちの目は真剣そのものでした。「社会人の方々の体験談を聞くことができて勇気をもらえた」という声も上がり、生徒たちは自身の未来について深く考えるきっかけを得たようです。彼らは「失敗や挫折を乗り越えた先に何があるのか」という貴重な学びに触れることができました。

積極的な双方向学習


授業後には進路相談会も実施され、希望する生徒たちが社会人と直接対話する機会が設けられました。このような場を通じて、中学生は“働くこと”を身近に感じ、多様な価値観に触れる貴重な時間を得ることができました。

講義を担当したオカムラ労働組合の北川匠里さんは、「世代の違う生徒の前で話す機会は貴重で、自身の経験を振り返る良い機会になった」と語っています。生徒たちの反応や質問にも真摯に向き合い、授業の中で双方向のやり取りを通じて新たな気づきを得ることができたようです。生徒たちも「私だけじゃない、みんな悩んでいるんだ」との考えを持つようになったことが印象的でした。

未来への架け橋


「NEXT SENSEI」は、企業内の労働組合員と学校現場が手を組むことで、教育の新たな土台を築いています。NEXCENTはこの取り組みを通じて、企業の人材育成と学校のキャリア教育が交差する新しい学びの形を創出し、今後もさらに多くの学生のキャリア形成に携わっていくことを目指しています。

本プログラムは、未来を担う若者たちにとって不可欠な、「自己理解」と「社会理解」を促進する大いい接点となることでしょう。今後もNEXCENTは、企業、労働組合、教育機関との連携を強化し、出張授業を通じたキャリア教育の重要性を社会に広めていく方針です。事業の拡大、業界全体への普及が期待される中、次世代の育成に向けた取り組みが進んでいます。


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会社情報

会社名
株式会社NEXCENT
住所
大阪府大阪市福島区福島2−10−19 メガロコープ福島603
電話番号

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