未来のレシピコンテスト「サステナブル・シーフード」受賞者発表
一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン協会(SRAジャパン)が主催する「FOOD MADE GOOD 未来のレシピコンテスト2024」において、受賞者が決定しました。今年のテーマは「サステナブル・シーフード」。このコンテストには全国から若手シェフや調理師、製菓衛生師養成施設の学生が参加し、10名のファイナリストが選ばれました。しっかりとした審査を経て、様々な才能を感じさせる料理が誕生したことに、関係者一同熱い想いを寄せています。
厳正な審査基準とファイナリストの紹介
応募総数31件の中から、SRAジャパンの一次審査を通過した10名のファイナリストたちが、11月18日にザ・キャピトルホテル 東急で開催されたFOOD MADE GOOD Japan Awards 2024のセレモニーで評価されました。審査基準は「サステナブル・シーフード」というテーマへの適合性、サステナビリティ意識、クリエイティビティ、そしてプレゼンテーションの4つの要素が重視されました。
特に印象的なのは、ファイナリストの中から5名が学生であった点です。彼らの作品には、サステナビリティに対する高い意識と実践力が随所に見られました。子供たちが未来の料理業界を担う姿に、期待が膨らんでいます。
最優秀賞と特別賞の発表
最優秀賞は、橋本元輝さんによる
「黒鯛のナージュ仕立て、牡蠣の温製」に輝きました。審査員からは、「調達から調理まで地球環境に配慮した、誠意のこもった良い料理」と評価され、具体的な生産者のエピソードも加えることで、さらに説得力が増すと期待されています。
審査員特別賞には、他にも魅力的な作品が名を連ねました。例えば、
山内透子さんの「Un plat pour l'avenir~未来へつなぐバトン~」や、
及川健一さんの「いすみ産鮑の冷製タルトラ」など、各作品がそれぞれ異なる視点からサステナブルな料理を提案しています。
学生部門賞には、橋本夏帆さんの
「ムロ鯵の砧巻き、海月の梅水晶添え」が選ばれ、この分野の未来を感じさせる素晴らしいアイデアです。
コンテストの意図と今後の展望
「FOOD MADE GOOD 未来のレシピコンテスト」は次世代の料理人にクリエイティブでサステナブルな料理を提案してもらうことを目的とした啓発活動です。私たちの取り組みは、サステナビリティに対する関心を広げ、消費者と飲食店の架け橋となることを目指しています。次回の開催も、より多くの参加者がファイナリストとして選ばれることを期待しています。
日本サステイナブル・レストラン協会について
SRAジャパンは、サステナブルな食の実現に向けた取り組みを進め、国内外で高い評価を受けています。食の持続可能性を推進するため、様々なキャンペーンを展開し、消費者や生産者とのコミュニケーションを深めています。所在地は東京渋谷区で、公式サイトでも最新情報を発信しています。
次世代の料理人たちによるサステナブル・シーフードの未来に、期待が高まります。