アフターコロナにおける新しい映画の楽しみ方
シネマディスカバリーズが新たに提案するオンラインイベント「ディスカバライブ」が、これからの映画鑑賞を変えるかもしれません。このイベントは、名古屋のミニシアターシネマスコーレと協力して、映画の新作公開に合わせて行われます。新型コロナウイルスの影響で、ミニシアターが休業していた中、シネマディスカバリーズはオンラインで新しい映画の楽しみ方を提案しようとしています。
開催の背景
名古屋のミニシアター、シネマスコーレは、5月23日に営業を再開しましたが、当分の間は例年のような劇場イベントが実施できない状況です。そこで、シネマスコーレの新作公開に合わせて、過去作とトークショーを組み合わせた配信を行うことで、新作の宣伝効果を狙います。また、オーディオコメンタリーやイベント型の配信を行う制作側を支援することも目的としています。シネマディスカバリーズは、このような取り組みによって、映画の楽しみ方を幅広く提供することを目指しています。
『ディスカバライブ』の概要
「ディスカバライブ」は、本編上映に生コメンタリーや生Q&Aセッションを組み合わせたオンラインイベントです。以下のようなコンテンツが用意されています。
- - 生コメンタリー:監督自らが映画に込めた想いや制作の裏話をリアルタイムで解説します。その場で映像を止めることもでき、じっくりと話を聞くことができます。
- - 生Q&Aコーナー:チャット機能を通じて視聴者から寄せられた質問に、監督がリアルタイムで回答します。
- - アフタートークショー:作品を終えた後、監督や出演者、特別ゲストを交えたトークを行い、新作情報なども語られます。
7月の開催スケジュール
7月には、以下のイベントが予定されています(視聴には有料会員登録が必要です)。
- - 7月11日(土)19時半:原一男監督作品『ゆきゆきて、神軍』の生コメンタリー配信・生Q&Aコーナー。
- - 7月10日(金)21時、7月19日(日)17時:城定秀夫監督作品『マッドムービー』のアフタートークショー(収録)。
- - 7月12日(日)17時、7月17日(金)21時:城定秀夫監督作品『韓国に嫁いだ女』のアフタートークショー(収録)。
内容や日程は予告なく変更される場合があるので、事前に確認が必要です。また、生コメンタリー中は本編の音声が小さくなることがあります。
8月には、下向拓生監督の『センターライン』の生コメンタリー配信とトークショーなども予定されています。
各作品の紹介
- - 『ゆきゆきて、神軍』:原一男監督による1987年のドキュメンタリー。天皇にパチンコ玉を撃った男が真相を追う姿を描いています。
- - 『マッドムービー』と『韓国に嫁いだ女』:城定秀夫監督が韓国で制作した作品で、それぞれホラーとコメディの要素があります。
- - 『センターライン』:人工知能が司法の世界でどう関わるかを描いた法廷サスペンスで、近未来感あふれるストーリーです。
シネマディスカバリーズについて
シネマディスカバリーズは、過去の名作を中心に、インディペンデント映画や監督の独自性を重視した動画配信サービスです。サービスは月額1100円で、映画作品とその解説などを通して、視聴者に多様な映画体験を提供しています。
シネマディスカバリーズは、映画が持つ多様な価値観や制作者の情熱をファンに伝えることで、インディペンデント映画の普及を目的としています。今後も全国のミニシアターと連携し、新作上映と旧作配信を通じて映画文化を支えていく方針です。
公式サイトやSNSを通じて、最新情報を随時発信していますので、ぜひチェックしてみてください。映画を通じて新しい視点や感動を得られるはずです。