亀田製菓、外国人新卒採用に「JPort Match」を導入しグローバル人材確保へ

近年、グローバル化が進む日本企業において、外国人材の採用はますます重要性を増しています。亀田製菓はこのたび、外国人新卒者向けの就活ナビゲーションサービス「JPort Match」を導入することを発表しました。この新たな取り組みは、グローバルで活躍できる人材の確保を目指し、同社の企業基盤を更に強化することを目的としています。

亀田製菓は、「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」を展開する国内最大手の米菓メーカーであり、近年は海外事業にも力を注いでいます。「Rice Innovation Company」として世界中のお客様に愛されるブランドを目指しており、グローバル市場での競争力を高めるためには、多様な人材の力が不可欠です。

このような背景の中、「JPort Match」は、146カ国から9,500名以上の外国人留学生が登録する日本最大級の若手外国人材プラットフォームとして機能しています。特に注目すべきは、5月に記録した月間新規登録者数2,272名という、前年に比べて15倍という急成長です。これにより、優秀な留学生の活躍の場が飛躍的に拡大しています。

「JPort Match」の特長の一つは、その訪問者の42％以上が日本語能力試験（JLPT）N1またはN2を取得していることです。また、TOEICの平均スコアは約802点に達しており、高い語学能力を持つバイリンガル人材が豊富に揃っています。理系やビジネス系の専門性を持った学生も多く、企業にとって即戦力となる人材が形成されているのです。

さらに、採用広報コンテンツはすべて日英両方に対応しているため、会社紹介や求人情報の作成が容易になります。JPortのカスタマーサクセスチームがサポートしてくれるため、企業担当者の負担も大きく軽減されます。また、若手外国籍社員による記事やオンラインイベントも日英両方で実施され、ますます多様なアプローチが可能となります。

「JPort Match」は、外国人留学生と企業の人事部との接点を直に結びつける重要な媒介として機能し、グローバル人材の育成と採用広報の強化に寄与します。最近では累計マッチング数が2,700件に達し、前年同期比で305%の成長を示しており、その大きな成果が期待されています。

亀田製菓が展開するこの新たな試みは、企業の未来に向けた画期的な一歩といえます。人材の多様性を尊重し、さらなる成長を目指す亀田製菓の姿勢は、今後の日本企業の模範となることでしょう。