オープンデータの未来
2014-01-15 14:42:30
オープンデータが拓く新しい社会の形と未来のイノベーション
近年、オープンデータの重要性がますます高まってきています。データを自由に共有し、分析や加工を行うことで新たな価値を生み出すこの取り組みは、既に欧米諸国で広がりを見せており、日本でもようやくその動きが始まっています。朝日新聞社が主導する「未来メディアプロジェクト」においても、オープンデータを通じたイノベーションの可能性が強調されています。
このプロジェクトは「進化するテクノロジーを受け入れ、変わり続ける」という理念の下、社会の各分野と連携しながら進められています。これに関連して開かれるシンポジウムでは、オープンデータに関する様々な議論が展開される予定です。政府や自治体、企業、市民、メディアなど、各界の専門家が一堂に会し、現状と未来についての意見を交わします。
基調講演を担当するのは、データの国際的な潮流について解説する石井副所長です。彼の講演では、オープンデータがいかにして社会を変革していくのか、また、日本がどのように国際社会と連携できるかについて語られる予定です。
その後、パネル討論が行われます。このパネルには、いわき市の熊谷俊人市長が参加し、自治体におけるオープンデータ活用の取り組みについて紹介します。また、企業からはメディネットグローバルの西野嘉之CEOが登壇し、企業情報をオープンにして新たな価値を見出す方法について話題にします。さらに、技術者と行政の連携を図る「コード・フォー・ジャパン」の関治之氏も登場し、行政の効率化に向けたエンジニアリングの役割を議論します。
このように多様な立場からの意見が交錯することで、オープンデータがもたらす社会的な意義や今後の展望について深く考察されることになるでしょう。
モデレーターには慶応義塾大学の國領二郎教授が就任し、議論を円滑に進めながら、参加者の意見をまとめていく役割を果たします。彼の知見を通じて、オープンデータの未来がどのように変化していくか、そしてそれにより具体的に社会がどう変わるかに迫ることが期待されます。オープンデータは単なるトレンドではなく、今後の社会を形成する重要な要素となるでしょう。
シンポジウムを通して、「オープンデータが社会を変える」という実感を参加者全員で共有し、共創の意義を改めて考える良い機会となることが予想されます。技術が進化し、データの取り扱いが広がる中で、我々はどのようにその恩恵を受け、未来に生かしていくか、一緒に探求していく必要があります。
会社情報
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