南海トラフ地震に備えた橋本組の防災トイレセット寄付

南海トラフ地震に備えた地域貢献の重要性

近年、気候変動や自然災害のリスクが高まる中、地域社会の防災力を向上させる取り組みがますます重要になっています。静岡県の御前崎市に本社を置く株式会社橋本組は、その一環として、防災備蓄品の寄付を行い、地域住民の安全確保に貢献しています。

防災トイレセットの寄付

2025年8月25日、橋本組は御前崎市ふれあい福祉センターなごみへ「トイレ開設セット一式」と「災害用緊急トイレセット」を寄付しました。この寄付は、海抜41メートルに位置する同センターに、津波から避難する多くの住民や避難者を想定したものであり、災害時における衛生環境の確保は地域防災の重要な課題です。

この寄付は、社会福祉法人御前崎厚生会の特別養護老人ホーム灯光園や御前崎市立さくらこども園への支援に続くもので、橋本組の防災力向上に向けた取り組みが評価されている証でもあります。福祉関係者との共同で行われたこの取り組みは、寄付内容が現地での需要を的確に捉えている点でも注目されます。

橋本組の地域貢献活動

株式会社橋本組は、30年以上にわたり御前崎市に営業所を構え、多数の工事や清掃活動を通じて地域社会に貢献してきました。南海トラフ地震のリスクが高まる地域において、地域住民が安全に避難できるよう準備を進めることは、企業の社会的責任ともいえるでしょう。

昨年度からは地域貢献活動の一環として防災備蓄用品の寄付を行うなど、地域の声を聞きながら効果的な支援を展開しています。今回の寄付もその一環で、御前崎市の福祉関係者と相談の上で決定されました。

市長の感謝の言葉

御前崎市の市長、下村勝氏は、今回の寄付に対して深い感謝の意を表明し、三回目となる寄付であることを強調しました。市長は「防災設備は年々更新が必要であり、いざという時に備えることは容易ではありません。この施設には多くの方が避難されるため、トイレ設備の整備は非常に重要であり、今回のご寄付は大変ありがたく存じます」と述べています。

今後も地域防災や安全のための取り組みが進むことを期待し、橋本組との連携が一層強化されることが重要だと市長は語っています。