YKK AP視察会 in 富山:最新の建材事業を探る
2023年7月9日(水)、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)は、加盟企業限定の「YKK AP視察会 in 富山」を開催しました。このイベントには10名の参加者が集まり、富山県内での先進的な取り組みを直接学ぶ機会となりました。
JGBAの取り組みとは?
JGBAは、会員企業の情報共有や交流促進を目指し、2022年から現地視察会を定期的に実施しています。これまでにも複数の企業を訪問し、各地の取り組みについて実地で学ぶ貴重な機会を提供してきました。今回の視察先は、YKK AP株式会社が携わる建築物や展示館です。
富山の魅力とYKK APの取り組み
視察のメインは、YKK AP株式会社が昨年完成させた「YKK AP30ビル」と、富山県黒部市で進める持続可能な都市開発「パッシブタウン」です。このビルは、省エネ設計を徹底し、年間の一次エネルギー消費量がほぼゼロ、もしくはマイナスになる「ZEB」が実現されています。そのため、自然エネルギーを活用したパッシブデザインが施され、環境に優しい建物として注目されています。
参加者は、100%リサイクルしたアルミニウムを使用したカーテンウォールや、優れたデザイン性を備えた建物を実際に体感しました。さらに、「パッシブタウン」では、異なった建築家による各街区の設計を訪れ、地域の建築の未来像を学びました。
歴史と伝統を学ぶ場
また、日本最古の工場建築とされる旧工場を改装した丸屋根展示館も訪問し、YKK APの歴史に触れる貴重な体験をしました。この展示館では、工場の慣習や、創業者である𠮷田忠雄氏の経営理念について学ぶことができました。
視察のまとめとして、地元の伝統的な旅館に宿泊しながら懇親会を開催。参加者同士の親睦を深め、知識と経験を共有する場として有意義な時間を持つことができました。
次回の視察会について
次回は、2023年9月25日(木)に和歌山県で「紀の国住宅視察会」が予定されています。住宅業界の最新情報やトレンドに触れる機会を逃さないよう、ぜひご参加ください。
JGBAの今後の活動
JGBAは、引き続き様々なテーマの勉強会や視察会を通じて、業界の発展に寄与していく予定です。その中には、8月29日(金)に予定されている「工務店AI活用基礎セミナー」も含まれています。このセミナーでは、グーグル・クラウド・ジャパンの専門家が現場で使えるAIの活用法を紹介し、業務改善のヒントを提供します。
地域の工務店や住宅関連企業が集まり、切磋琢磨し合う場を提供するJGBA。今後も多岐にわたるイベントを通じて、業界全体の発展を支援していくことを目指しています。参加を希望される方は、随時募集していますので、ぜひチェックしてみてください。