無駄遣い対策で家計を見直そう！約5.8兆円の無駄を削減する方法とは

日本の家庭で発生している「無駄遣い」に関する調査結果が発表されました。この調査は、株式会社スマートバンクが監修したもので、全国で約1,951名の家計管理者を対象に行われたものです。2023年に発生した無駄遣いの総額は、なんと約5.8兆円。この金額は、同年のインバウンド消費額（約5.3兆円）に匹敵するものです。この数字からも、無駄遣いがいかに私たちの家計に影響を与えているかがわかります。

調査概要と結果

調査によれば、1世帯あたりの無駄遣い額は年間で平均104,292円となっており、そのうち最も無駄遣いが多い項目は「食料」で、平均29,449円が無駄に使われていることがわかりました。この金額は、日々の生活において食材の無駄が多いことを示しています。次いで「教養娯楽」が17,006円、「保健医療」が9,341円と続きます。

調査の中で特に気になるのは、無駄遣いの約45.2%が「無意識な消費」によるものである点です。これは、計画的にお金を使っていないことが大きな要因となっています。無意識に行う購入が、思った以上に家計を圧迫していることになります。

世帯構成による無駄遣いの違い

世帯構成によって無駄遣いの傾向も異なります。単独世帯では年間平均74,001円が無駄遣いされているのに対し、夫婦のみの世帯では99,939円、そして夫婦と未婚の子どもを含む世帯では123,814円となっています。これは、家族が多いほど支出が増える傾向があることを示しています。

無駄遣いを減らす方法

例えば、74.5%の人が今後無駄遣いを減らしたいと考えているにも関わらず、実際に行動に移せていないケースが多いようです。調査によると、節約したい目的で最も多いのは「貯金」で64.3%がこの項目を選ず次いで「資産形成」（31.1%）や「旅行」（30.6%）という結果が出ています。

無駄遣いの削減には、まず自分自身の消費行動を見直すことが必要です。予算を設定し、その枠内で消費を抑えることが重要です。デジタルツールを活用することで、家計の見える化が進み、支出の管理がしやすくなります。スマートバンクが提供する「B/43」という家計簿プリカは、チャージ式のプリペイドカードと家計簿アプリを組み合わせたサービスで、大変便利です。

このサービスを使用することで、支出をリアルタイムで把握しやすくなり、無駄遣いの把握と管理がスムーズになります。