海洋テクノロジーで未来を切り拓く
海洋テクノロジースタートアップの株式会社zerograv.(ゼログラヴ)は、2025年5月8日から10日まで東京ビッグサイトで行われるアジア最大のスタートアップ・カンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」に出展します。このイベントでは、最新のウェアラブルデバイスや高度な通信技術を用いた位置情報共有機能に加え、バイタルデータを基にしたAI解析による新しい機能のデモンストレーションを予定しています。
ダイビングツーリズムとその課題
近年、ダイビングツーリズムは、環境意識の高まりに応じて急成長しています。2023年には市場規模が41億1,000万米ドルに達し、2029年までの年平均成長率は10.1%と予測されています。日本の美しい海に惹かれ、多くの海外旅行者が訪れるようになっています。しかし、その一方で、ダイビングに伴う水難事故も増加しており、令和5年度における水難事故の死亡・行方不明率は44.6%と非常に高い数値です。これは同年の交通事故死率0.95%に比べて突出したものとなっています。
水難事故の現状とゼログラヴの取り組み
水難事故のケースは主に漂流事故と体調不良に分類されます。ゼログラヴは、海洋現場の専門家の意見をもとに開発を行ってきました。
漂流事故
1.
原因
波やうねりによってボートが利用者の視界から外れる場合や、離岸流によって流されることが多いです。
2.
解決策
ゼログラヴではウェアラブルデバイスを活用し、利用者の位置情報をリアルタイムで共有するシステムを提供しています。これにより、ボートのスタッフや家族、救助機関が常に利用者の位置を把握でき、迅速な救助につながることが期待されています。
体調不良
1.
原因
初心者がパニックになって急浮上したり、急激な体調変化が起こることが報告されています。
2.
解決策
環境データ(気温、水温、水圧、気圧など)とバイタルデータをAIが統合解析します。これにより、事前にリスクを検知し、体調急変時にはSOSを発信することが可能です。将来的には医療機関との連携を強化し、さらに安全を確保します。
SusHi Tech Tokyoの意義
「SusHi Tech Tokyo」は持続可能な都市を実現するためのグローバルカンファレンスであり、ゼログラヴが掲げる「海洋テクノロジーで世界を変える」というビジョンにも一致します。最先端の技術を駆使して、皆さまと共に持続可能な未来を作り上げていくことが目指されます。
未来への展望
ゼログラヴは、海と命のつながりをテクノロジーで支えることで、未来の地球社会を創造しようとしています。環境データやバイタルデータの解析は、海洋安全の枠を超え、医療分野や金融、さらには宇宙での適応研究にまで応用可能な大きな可能性を秘めています。
ぜひ「SusHi Tech Tokyo 2025」にお越し頂き、私たちのブース(ブースNo. B-471)で直接技術をご覧ください。
会社概要
- - 会社名:株式会社ゼログラヴ
- - 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-10
- - 代表者:代表取締役 岩永智佳
- - 事業概要:海洋テクノロジーを活用した安全支援サービス
- - 公式サイト: xerograv.co.jp