みずほリース、インドにおける成長戦略を加速する取引を発表

みずほリースのインド市場における野望

みずほリース株式会社が2024年8月29日、連結子会社である「Rent Alpha Pvt. Ltd.」（ムンバイ）での株式32.9％相当を追加取得したことを発表しました。この動きは、同社の成長戦略において極めて重要な一歩となります。

株式取得の背後にある意図

みずほリースは、2023年6月にRent Alpha社の株式の51％を取得し、同社を連結子会社にしました。さらに10月には増資引受を行い、出資比率を54.7％に引き上げました。その後、Rent Alpha社の経営統合が完了し、事業が成功裏に成長していることから、追加株式の取得に踏み切ったのです。これにより、みずほリースの出資比率は87.6％に上昇し、Rent Alpha社の現経営陣の出資比率は12.4％となります。

Rent Alpha社は、インド国内の大手や中堅中小企業向けに多様なリースソリューションを提供しており、IT機器や工場設備に強みを持っています。特にエクイップメントリースにおいては国内トップレベルのシェアを誇ります。この背景から、今後の更なる成長が期待されています。

中期経営計画の実現に向けた一環

みずほリースは、2023年5月12日に発表した「中期経営計画2025」において、1,500億円規模のインオーガニック投資を掲げ、M&Aを通じた事業拡大を目指しています。本件の取得は、急成長を続けるインド市場において新たな成長の扉を開くものです。

この戦略に基づき、みずほリースは積極的に国内外の市場に対して挑戦し続けています。特にインド市場はデジタル化が進む中、テクノロジー関連の需要が急増しています。これに応える形で、Rent Alpha社を通じて先端的なリースサービスを提供し、顧客基盤を広げることが狙いです。