東京23区の認可保育園入りにくい駅ランキング(2025年度版)
2025年度の認可保育園の入園難易度を評価すべく、スタイルアクト株式会社が東京23区における認可保育園の入りにくい駅ランキングを発表しました。この調査は、2025年4月時点での0歳児の保育サービス需要を予測し、認可保育園に入るのが難しい駅と比較的容易な駅を洗い出すものです。以下、調査の詳細と結果をお伝えします。
調査の背景と目的
認可保育園への需要を把握するためには、待機児童数を基にした評価が一般的ですが、これには「各駅の0歳児人口」と「保育サービスの定員」という2つの要素が関与します。しかし、各行政によって基準が異なり、利用者が具体的な状況を把握しにくいという課題があります。そのため、スタイルアクト株式会社では、行政区ごとの0歳児人口を調査し、駅ごとの需給バランスを見極めることを目指しました。
調査結果の概要
調査の結果、東京23区全体での0歳児の出生数が低下していることが明らかになりました。具体的には、2023年1月1日時点で前年比で0歳児人口が2.3%減少し、さらには保育サービスの定員数もわずかに減少しています(前年比-0.8%)。以下は入園しづらい駅の順位です:
1.
西葛西(前年2位)
2.
篠崎(前年1位)
3.
一之江(前年4位)
特に注目すべきは、平井駅が新たにランクインしたことです。これは、周辺に新しいマンションの建設が進み、人口の流入が見込まれることによります。江戸川区が特に厳しい状況にあり、ワースト10駅中7駅を占める結果となりました。
行政区別のランキング
行政区で見ると、以下のようなランキングが示されました:
1.
江戸川区(前年1位)
2.
台東区(前年5位)
3.
大田区(前年3位)
特に台東区では、0歳児の人口が前年に比べて12.9%も増加し、ランキングを押し上げる結果に。中央区も今後、新設の HARUMIFLAG の影響を受けて0歳児人口の増加が予想されていますが、対応策が必要とされています。
調査データの信頼性
本調査では、2024年10月時点の各行政区公表データを元に、町丁目ごとの0歳児人口を詳細に分析しました。さらに、未公開の町丁目に関しても推計を行い、駅ごとに容易に比較できるデータを集めています。また、認可保育園に加えて、地域型保育事業や認定こども園の情報も集めているため、信頼性が高い結果を提供しています。
スタイルアクトはこのデータに基づき、東京23区内の詳細な結果を公開しています。詳しくは公式ウェブサイトを訪れることをお勧めします。
住まいサーフィン
まとめ
子育て世代が安心して住むためには、保育サービスの充実が欠かせません。本調査の結果を参考に、皆さんがライフスタイルを考える一助となれば幸いです。特に入居を検討しているマンションやエリアにおいて、認可保育園の状況を意識することが大切です。今後も情報を随時アップデートしていきますので、ぜひご注目ください。