新感覚絵本『ほれ!ほれ!きょうりゅう』が登場
2024年9月11日に小学館から発売される絵本『ほれ!ほれ!きょうりゅう』は、化石発掘の体験ができる新しい形式の参加型絵本です。この本では、子どもたちがページに空いた穴を使って、恐竜の骨を発見することが楽しめます。作は古生物学者であり、ロンドンのリンネ協会の会長でもあるアンジャリ・ゴスワミ氏。絵を担当したのは、ロンドンを拠点とするイラストレーターのマギー・リー氏です。
絵本の概要
『ほれ!ほれ!きょうりゅう』は、32ページの構成で、定価は2,090円(税込)です。ページをめくるたびに、リズミカルで楽しいフレーズ「ほれほれほらほれディグドンドン」が繰り返され、子どもたちが思わず声に出して遊びたくなる内容になっています。この魅力的な絵本を通じて、仲間とともに恐竜探しの冒険に出かける体験が提供されます。
発掘体験を疑似体験
絵本の特徴は、ページに多数の穴が開いていること。子どもたちは自分の指を使ってその穴をほじくり、次のページに描かれた恐竜の骨を覗くという新しい楽しみ方ができます。恐竜の種類も豊富で、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの人気の恐竜が現れ、物語を通じて学びながら楽しむことができます。最後のページには、驚きの仕掛けも待っています。
読み聞かせのコツ
翻訳を手掛けた大友剛氏は、「ねこのピート」シリーズや『えがないえほん』などの人気作を手がけている方です。大友氏は、この本の読み聞かせにおいてリズムやイントネーションを大切にしていると語ります。そのため、リズミカルで声に出したくなる文体が特に印象的です。大友氏は、リズミカルな文章を通じて子どもたちが楽しみつつ学べるよう工夫を凝らしました。
著者とイラストレーターのプロフィール
アンジャリ・ゴスワミ
古生物学の権威であり、ロンドン自然史博物館の研究リーダーです。彼女はリンネ協会の会長も務めており、世界各地での化石発掘に従事しています。
マギー・リー
キングストン大学を卒業した後、数多くの子供向け絵本の制作に携わっているイラストレーターで、イギリスの人気児童向け雑誌「OKIDO」のアートディレクターを務めています。
大友剛
音楽家、マジシャン、翻訳家として多方面で活躍している大友氏。彼のユニークな背景が、絵本の翻訳にも色濃く反映されています。
まとめ
『ほれ!ほれ!きょうりゅう』は、子どもたちが楽しみながら学ぶことができる貴重な体験を提供します。リズミカルな言葉遊びとインタラクティブな仕掛けを通じて、親子で一緒に恐竜の世界を探求してみませんか?この新しい絵本が、皆さんの読み聞かせの時間を一層楽しいものにしてくれることでしょう。