新たな食文化の拠点「COMPACT DELI TOYAMA」が富山に誕生

富山で注目の新スポット「COMPACT DELI TOYAMA」がオープンしました。富山国際会議場のリノベーションにより、地域の名店の味が集結したデリカテッセンとして生まれ変わったこの店は、地元の食文化の新たな起点となることを目指しています。オープニングセレモニーでは、森雅志富山市長をはじめとする関係者が出席し、富山の食を楽しんでほしいとのメッセージが伝えられました。

店内には、多彩なデリ惣菜や鮮魚の刺身、地酒やワイン、雑貨が並び、イートインスペースも完備されています。内装には地元の木材や和紙が使用され、温かみのあるデザインに仕上げられています。こうした工夫により、訪れる人々に富山らしさを感じてもらえる空間が演出されています。

「COMPACT DELI TOYAMA」では、地元の名料理人17名が監修したメニューが展開されており、和食からフレンチ、ビストロ料理、サンドイッチ、スイーツまで多様な料理が楽しめます。その中でも、特に注目すべきは旬の魚介を使用した「刺身盛り合わせ」や、地元食材を活かした特製のテリーヌなど、力強い味わいのメニューです。

具体的には、黒崎鮮魚から提供される「刺身盛り合わせ」は、毎日厳選された旬の魚介が揃い、520円（税込）で楽しめます。他にもイタリアンのケンタロウの「マスの親子をあしらったズワイとホタテのテリーヌ」や、人気の割烹「来人喜人はぎ原」の「ワラの香りをつけたホタルイカの軽いスモーク」、さらには「味処庭」の「シロエビと新タマネギの乳白色のゼリー寄せ」など、各店の誇る料理が目白押しです。また、酒菜工房だいが手掛ける「柑橘のジュレをまとった色とりどりの野菜箱」も500円（税込）で楽しめる人気メニューです。

特にここで注目したいのは、朝からデリ惣菜と一緒にアルコールを楽しめる点です。日本酒やクラフトビール、地元産のワインを揃え、特に日本酒は富山市内の五つの蔵元のものが提供されます。これにより、食事と共に「朝から飲む」という新しいスタイルを提案しており、富山観光の魅力がさらに広がります。

「COMPACT DELI TOYAMA」は、訪れる人々に地元の素材を使った料理や飲み物を楽しんでもらうための場所です。富山市で新たな食文化を体験したい方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。ここでしか味わえない独自の魅力に、きっと出会えるはずです。