新たな電気通信番号計画の変更案が発表、意見募集が始まる

新たな電気通信番号計画の変更について



令和6年10月2日、総務省は電気通信番号計画の一部変更を発表しました。これにより、電話番号の利用に関する規定の見直しが行われ、ユーザーや事業者に影響を及ぼす可能性があるため、国民からの意見募集が行われます。

変更の背景と目的


この計画変更は、令和7年1月末までに公衆交換電話網(PSTN)をIP網に移行することが予定されていることを受けて行われています。また、070、080、090番号の枯渇が懸念されている中で、新たな番号体系の整備が急務となっているためです。

具体的な変更内容


1. 網間信号接続に関する規定の見直し
エレクトロニクス通信事業者が新しい方式で信号接続を行えるよう、規定の見直しを行います。これにより、通信の効率化を図ります。

2. 固定電話番号の番号ポータビリティの見直し
固定電話番号におけるポータビリティについての新たな義務とその例外を見直し、さらには0120や0800番号に対してもポータビリティを義務付けるように変更します。これにより、消費者がより自由に番号を選べるようになることが期待されます。

3. 060番号の音声伝送番号としての開放
新たに060から始まる番号が音声伝送携帯電話番号として開放されるため、特定の条件を満たすことで070、080、090番号が使用できる新たな選択肢を提供します。

意見公募について


総務省は、今後の政策形成のために、10月3日から11月1日までの間に意見を募集します。意見を提出する対象として、以下の点が挙げられています:
  • - 電気通信番号計画の一部を変更する件
  • - 電気通信事業報告規則の改正
  • - 標準電気通信番号使用計画の一部を変更する件
意見は郵送での応募も受け付けており、締切日の消印があれば有効とされます。

今後の予定


意見公募の結果を踏まえ、情報通信行政・郵政行政審議会が答申を行い、その後早急に電気通信番号計画の変更が実施される予定です。

資料の入手方法


詳細な資料はe-Govのパブリックコメントセクションに掲載されるほか、総務省内の関連部署でも閲覧および配布されます。

この変更は、今後の通信インフラの利便性を向上させる重要なステップとなりますので、ぜひ多くの方々の積極的な意見をお待ちしています。

関連リンク

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