持続可能な素材展
2025-11-05 11:18:33

米ぬかと廃食油から新たな持続可能な素材を提案する築野オレオ

築野オレオのサステナブルな挑戦



築野オレオケミカルズ株式会社は、来たる2025年11月12日から14日まで、幕張メッセで開催される「第5回サステナブルマテリアル展(SUSMA)」に初めて出展します。出展のテーマは、「米ぬかの非可食部」や「廃食用油」に重点を置き、環境にやさしい製品群や最新技術のソリューションを披露する予定です。この機会に、多くの方々に訪れていただき、築野オレオが目指す未来に共に参画していただきたいと考えています。

展示会の概要


  • - 開催日: 2025年11月12日(水)〜14日(金)
  • - 営業時間: 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
  • - 会場: 幕張メッセ(小間番号:32-40)

出展予定の製品には、脂肪酸エステルのTFEシリーズ、ポリアミド樹脂、ダイマー酸ツノダイムシリーズ、脂肪酸TFAシリーズなどがあります。これらは持続可能な素材を実現するための重要なアイテムです。

環境に優しい素材の詳細


脂肪酸TFAシリーズ

今シリーズは、こめ油製造時の副産物や廃食用油を主成分とした脂肪酸で、主に工業用途に広く利用されています。食品分野でも、脂肪酸カルシウムとして乳牛用飼料に使われ、乳脂率や乳量の向上に貢献しています。化粧石鹸やゴム添加剤としての利用も進んでいます。

TFA-IS4及びIS4Rの開発

この展示会では、脂肪酸精製や水添技術を駆使して開発したイソステアリン酸(TFA-IS4R)も初めて披露されます。 これにより、持続可能な製品の新たな選択肢が広がります。

ダイマー酸ツノダイムシリーズ

植物系油脂を原料にしたダイマー酸は、エポキシ樹脂硬化剤や塗料、接着剤の原料として幅広く使用されています。独自の技術によって開発された部分水添ダイマー酸(LH395)や完全水添ダイマー酸(FH395)は、色や耐熱性の大幅な改良を実現しました。

脂肪酸エステルTFEシリーズ

このシリーズの製品は、廃食用油由来のバイオマス原料を最大限に活用しており、環境への配慮がなされています。樹脂や繊維、金属加工油など、さまざまな用途に対応可能です。特にTFE-248は、低粘度かつ高引火点を誇り、切削油などのベース油として利用されています。

築野オレオの歴史


築野オレオは、1960年からオレオケミカル事業を開始し、植物油からの副生成物を利用して、脂肪酸や誘導体を生産してきました。1990年代からは使用済み食用油のリサイクルにも取り組み、持続可能な製品を市場に提供しています。また、築野グループは1947年の創業以来、健康と環境に貢献するための技術革新を続けてきました。

本社は和歌山県伊都郡に位置し、筑野グループ全体で人々の健康や環境、食糧自給率向上に向けた活動を行っています。詳細は築野オレオの公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
築野食品工業株式会社
住所
和歌山県伊都郡かつらぎ町大字新田94
電話番号
0736-22-0061

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